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『カルマルカ*サークル』レビュー
タイトル:カルマルカ*サークル
ブランド:SAGA PLANETS
評価:68点
評価についてはコチラをご参照下さい。
サガプラの最新作です。四季シリーズが終わったことにより、メインライターが変更になっています。
昨日コンプ致しましたので、レビューを書いていこうと思います。
■前置き
色々と消化不足で何とも言えない作品
世界観や設定等それなりに凝ってはいるのですが、いかんせん全体的に薄味でボリューム不足感は否めません。
合間にちょこちょこ別の作業をしながらでも1時間ちょいで読めてしまう個別はもう少ししっかりと描いて欲しかったです。展開も結構似たり寄ったりで感情移入もしにくかったですね。
TRUEに関しては伏線の回収や問題の解決等一応まとめ的な構成で終わらせてはいますが、大元の設定を生かせていない為、何とも物足りない読了感でしたね。
反面ヒロインに関しては皆可愛らしく、キャラゲーとして見るのであればそこまで悪くはないのかなと。しかしイチャラブ成分そのものが少ない為、ヒロインの可愛さでなんとか保っている、といった程度ですかね。
はつゆきで不満に思ったえっちシーンのしょっぱさは解消されていたようで、その点は評価できます。ただ初えっちの青姦率はちょっと高いかなと。
蓮ちゃんや未来、杏、南々見さん等、攻略したいヒロインが大勢いるので、イチャラブ特化FDとか出して欲しいです、はい。
①シナリオ・テキスト ≪55点≫
魔可という七つの大罪に苛まれている7人の星渡り同好会が、その魔可を打ち消す為に七夕の夜に何でも願いを叶えてくれるカルマルカへと接続を試みるお話、ですね。要は変な呪いを解く為に頑張るといった物語です。
総評としては生かしきれていない設定や総合的なボリュームに欠ける為、何とも中途半端な作品と言えるでしょう。物語自体は伏線の回収も含めしっかりと完結してはいるのですが、展開の唐突さだったりご都合主義の連発でいかんせん消化不足気味です。
だからといって日常が面白いかと問われればそういうわけでもないので、シナリオに関してはこれといって光る部分が見当たりません。TRUEシナリオに関しては今まで明かされていなかった事実等が明らかとなる為、多少の驚きや納得はあったものの、精々そこ止まりで、読了感もイマイチでした。
四季シリーズが一応の完結を見せた為、求められるハードルだったりそういうものが上がっているのは分かりますが、もう少し纏まった形にできたのではないかなと疑問に思います。まあ私はぱぱらー未プレイですし、ナツユメやはつゆきが面白いかと問われれば首を傾げる人間ではあるのですが、その二作には光る部分がありましたからね。
いっそのことイチャラブ特化ゲーとして出してくれていれば…とも思いますが、それだとサガプラの良さというものが薄れてしまいますので、難しいところですね。
②キャラクタ・声優 ≪74点≫
順位:(未来)>暦ちゃん>(杏)>奈月>(南々見さん)>先輩>(蓮ちゃん)>晴>ニコル
・天ヶ瀬奈月 CV:澤田なつ ≪80点≫
星空とクラックラが大好きな黒髪の女の子です。実は主人公の幼馴染です。
その魔可のせいで主人公と二人になるとすぐに顔を赤くする可愛い子だったり。
中の人だったり口調だったりで真紅を思い浮かべてしまう子ですが、もちろん別物です。
照れた表情も可愛いですが、プラネタリウムの司会役を務めるなど、しっかりとした一面も持ち合わせています。
個別に関しては比較的面白い方でしたかね。主人公のことを思い出すシーンだったり、過去の独白だったり、結構良いシーンは多いです。まあ告白即エロしかも外だったのはどうなのかとも思いましたが。
またTRUEシナリオでもヒロインを張っていますが、個人的にあのシナリオは未来をヒロインとして抜擢してもらいたかったり。別に奈月でも問題はないのですが、展開や構成を考えるとそちらの方が纏まった形になったかなと。
極稀に出る武士口調可愛い
水着可愛い
二人乗りは青春ですね
やっぱり和服は似合っています
ワイシャツと扇子のミスマッチが良い
えろい
・朝比奈晴 CV:富呂尾李杏 ≪70点≫
今作はいすゞ・フローリアンです。『せい』ではなく『しん』と読みます。男嫌いのツンデレポジションですね。
山でテントを張って野宿をしているという、野生児丸出しの子だったり。でも入浴時にはちゃんと水着を着ます。
性格がちょっと粗暴過ぎるので実は言うほど好みでもないのですが、個別は一番好きかなぁと。
父親との確執というありがちではあるものの、和解に至るまでの過程がそれなりに読ませる内容でしたね。
エピローグでの理事長候補として父親が赴任してくる展開は中々に予想外でした。これで学園も安泰です。
魔可の暴食は伊達じゃないです
身体能力も高いです
ドカタ服可愛い
腋
ぱんつ
・夏目暦 CV:夏野こおり ≪87点≫
我らがこおりさんです。星渡り同好会の会長やってます。魔可のせいで居眠りが頻発しています。
ミレニアム懸賞問題を解けるレベルには頭が良く、身体は小さいもののいざと言う時に頼りになる会長だと思います。
過去孤児であった為、その物語が主体になるのかと思っていましたが、途中から留学問題の話へとシフトしていきました。まあある意味予想とは違った展開だったのは褒めるべき点でしょうかね。
壇上での演説シーンもまあコスプレはどうかと思いましたが、悪くはなかったので。
エピローグでのあの展開だけはちょっとだけ驚きました。ああいう形でしっかりと伏線の回収をしてくれたのは良かったと言えるでしょう。
魔可のせいで居眠りが目立ちます
数学が得意なので何でも例えたがります
ラーメン食べたい
お尻
セックス連呼
たくし上げえろい
・乙音ニコル CV:上原あおい ≪60点≫
リクガメのノコと常に一緒にいる子です。実はどこぞの小さな国のお姫様であり、その国を救う為にカルマルカへと接続するという、結構重い事情があったり。腹話術とかするあたり、まゆっちとキャラが被っている気がします。
正直声優でギリギリ保っている子ですね。声優が雪都さお梨でなければ大分腹パンしたいレベルで苦手です。
シナリオは最も重く、シリアスな展開が続きます。その点はまあ良いのですが、いきなり拳銃が出てきたり殴り合いが始まったりと、ちょっと展開が唐突過ぎましたかね。
確かに戦争をしている国の姫ともなれば仕方がないのかもしれませんが、もう少しなんとかならなかったのかなと。
エピローグもちょっとご都合主義過ぎる気はします。だからといって彼女だけ離別させるわけにもいかないのですが。まあ彼女の抱えている問題のスケールと今作の世界観がマッチしなかったが故の低評価と言えるでしょう。
三段アイス食べたい
ぬれぬれ
このシーンは割と好きです
次は裸エプロンでお願いします
・高坂夕姫羽 CV:北見六花 ≪73点≫
皆の頼れる?先輩です。親のブラックカードを使い放題という、かなりのお金持ちです。
魔可のせいで色々と無駄なものを購入してしまいがちですが、それらを孤児院に寄贈しているという良い一面も。
一応サブヒロイン扱いですので、シナリオに関しては大して面白くありませんね。許婚問題という良くある展開でエピローグも真新しいものではなかったので。
ただ孤児院関係のお話に関しては悪くはなかったかなと。まあそれも暦ちゃんシナリオを立てるためのものとなってしまったのですが。
魔可発動して一番ヤバイのって実は彼女なんじゃないかな
きちゃった…とか言われたらもうイチコロです
目隠しえろい
続いてサブヒロインの感想を。今作は攻略したいヒロインがたくさんいますね。
まずは未来。安定の銀髪ちゃんです。みつあみが異様に長いのが若干シュールだったり。
終始ツンツンとしている為、終盤で見せる笑顔がとても可愛らしいです。攻略したいです。
冒頭から星渡り同好会と敵対する形で登場します。色々と深い理由があるのですが、それもTRUEで明らかとなりますね。奈月の項目でも説明しましたが、あのシナリオは彼女にヒロインを譲ってほしくはありました。まあその辺りはFDにでも淡い期待を抱いておきましょうか。…出たとしても買うのかどうか。
踏まれたいこの表情
凛々しい
貴重なデレ
続いて杏。大吾の双子の姉してます。全然双子っぽくないですね。というかこんな良いお姉ちゃんがいる時点で大吾が羨ましい。
見た目優等生っぽく見えますけれど、中身は結構アホ丸出しだったり。まあそういうところが可愛いのですが。
一応彼女のルートっぽいものは用意されているのですが、どうやらノーマルエンドらしくとても短かったです。どうせならえっちシーンを導入して欲しかったですね。余った2枠を先輩が両方持っていくとは思ってもみなかったです。
ここから個別かなと思ったら終わってしまった
すけすけ
続いて蓮ちゃん。我らが男の娘です。実はシナリオにとても深く関わっている子です。
彼女だけ魔可持ちなのに全然それっぽくないなぁと思っていましたが、ああいう立ち位置だったのであれば納得ですね。
男の娘を用意しておいて攻略できないのは生殺しすぎますね、はい。主人公との絡みも見たいところですが、蓮ちゃん主導で未来とのいちゃいちゃも見たいなぁと思ったり思わなかったり。
青春しましょう
水着が良いですね
最後は南々見さん。おっぱいでかくてエロいお姉さんです。亮兄とは結構深い関係だったりします。未来の良きお姉ちゃん役です。
七年前の出来事に何かしら関わっているとは思っていましたが、まさか記憶を失っていたとは思ってもみなかったです。
FDでは亮兄とのいちゃいちゃを描いて欲しいです。というかむしろ亮兄が主人公でいいです、はい。
おっぱい
南々見さんの貴重な立ち絵。
③CG・演出 ≪80点≫
安定のほんたにちゃんととらのすけです。コロコロ変わるヒロインの表情や照れ顔など、とても可愛らしく描かれています。塗りや一枚絵の構図もハイレベルで、CGクオリティに関しては安定のサガプラと言えるでしょう。
演出面に関してはそれなりに頑張ってはいるものの、特別光る部分はなかったかと。気になったところと言えば個別EDがBGMだけだったのもちょっと物足りないかなと。挿入歌もなかったですから。というか今作OP2曲とED曲1曲しかないんじゃないかな?
④システム ≪65点≫
ぱっと見よさそうに見えて実は中途半端なシステム面です。プレイするに当たってストレスを感じるレベルのものはありませんが、もう少し快適なシステムをぶち込めたんじゃないかなとは思います。
特に右クリックでウィンドウを消せないのはキャラゲーにとってかなり致命的です。ウインドウ濃度変更があるものの、煩わしさは変わりませんからね。
システム面を酷評しつつも最低限のものは揃っていますので、基準点以下になることはありません。
⑤えっちシーン ≪70点≫
奈月 3枠
晴 3枠
暦ちゃん 3枠
ニコル 3枠
先輩 2枠
以上となります。先輩だけ1枠少ないですが、サブ扱いなので仕方がないでしょう。枠数も平均3枠と思ったより多いです。はつゆきではえっちシーンのおざなりさが酷く、とても残念でしたが今作ではそういった点が見直され、それなりに実用性のある回想が用意されていました。
卑語も極少数ですが確認できたのはとても嬉しかったです。残念ながら修正は少々強めではあるものの、えっちシーンの興奮度合は高まりますからね。
ただ一つ大いに気になった点としては、初えっちの青姦率が異様に高いのはどうにかして欲しかったですね。奈月なんて告白即エロ即青姦だったので笑いがこみ上げてきました。もう少しシチュエーション被りだったり展開の整合性を考えつつの構成にして欲しかったです。
■まとめ
ヒロインというより絵師で何とかボーダーラインを保っている作品ですね。はつゆきやナツユメのノリでやると恐らく痛い目を見ます。
キャラゲーとして見れば言うほど悪くはないのかもしれませんが、イチャラブ成分も少なめですし何より半端なシナリオが邪魔をしている為、素直に楽しめないかもしれませんね。
もう書くことが無いのでとりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。
Entry ⇒ 2013.10.01 | Category ⇒ エロゲ | Comments (1) | Trackbacks (0)
今月の購入報告・他
9月の新作エロゲが届きましたので、報告を。
・カルマルカ*サークル
・リベリオンズ Secret Game 2nd Stage BOOSTED
・ランス01 光をもとめて
以上となります。今月は3本と少なめですね。
カルマルカはまあサガプラなので買ったって感じでしょうか。安定のほんたにちゃんととらのすけなのでとても可愛いですね。シナリオの方もそれなりに期待しています。どちらかというとブヒれればそれでいいかなーと。
リベリオンズは過去にレビュー記事を書いたシクレシリーズの最新作です。CODE:Reviseのリメイクですので、基本的な流れは変わりませんが、シナリオやキャラの追加だったりと、とても楽しみです。救いの無かったヒロインや脇役が今作でどう活躍するかが見ものですね。…今回のリメイクにあたり、原画がかなり劣化したと感じたのは私だけでしょうか?
ランス01はなぜか今更なのですが、記念すべきランス1作目のリメイク作品です。無印だけはダイジェスト版しかプレイしていないので、今回のリメで結構嬉しかったり。かなみちゃんがラスボス張ってるので気になる人はプレイしましょう。この調子で3と4のリメイク、そして鬼畜王へと進めて欲しいです。
プレイ順序は恐らくカルマルカ→リベリオンズ→ランス01ですかね。ランスだけはもっと後に回す可能性高いですが。
新作が届いてしまった……というのも実はまだ逆転裁判5をクリアできていないんですよね。原因はグリザイアの安息だったりするので、まあ仕方が無いのですが。
中断するか終わらせるか悩んだのですが、とりあえずカルマルカだけは先にやっておこうかと思います。その後逆裁に戻って消化し切った後、残り2作をプレイしていこうかと思います。
最近はクッキーやりながら安息して裁判しているという謎のサイクルで結構カツカツなことやってます。まあクッキーは放置するだけなので全然苦ではありませんが。現在2週目20億/CPSです。
安息は正直存在を忘れかけていたのでいきなりサービス開始した時はびっくりしました。プレイした感想としては普通の課金ソシャゲですね。加えて不具合だったり回線混雑だったりで結構ストレスは溜まります。
一姫といちゃこらできればいいだけなので、これはまったりとやっていこうかなと。
とりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。
・カルマルカ*サークル
・リベリオンズ Secret Game 2nd Stage BOOSTED
・ランス01 光をもとめて
以上となります。今月は3本と少なめですね。
カルマルカはまあサガプラなので買ったって感じでしょうか。安定のほんたにちゃんととらのすけなのでとても可愛いですね。シナリオの方もそれなりに期待しています。どちらかというとブヒれればそれでいいかなーと。
リベリオンズは過去にレビュー記事を書いたシクレシリーズの最新作です。CODE:Reviseのリメイクですので、基本的な流れは変わりませんが、シナリオやキャラの追加だったりと、とても楽しみです。救いの無かったヒロインや脇役が今作でどう活躍するかが見ものですね。…今回のリメイクにあたり、原画がかなり劣化したと感じたのは私だけでしょうか?
ランス01はなぜか今更なのですが、記念すべきランス1作目のリメイク作品です。無印だけはダイジェスト版しかプレイしていないので、今回のリメで結構嬉しかったり。かなみちゃんがラスボス張ってるので気になる人はプレイしましょう。この調子で3と4のリメイク、そして鬼畜王へと進めて欲しいです。
プレイ順序は恐らくカルマルカ→リベリオンズ→ランス01ですかね。ランスだけはもっと後に回す可能性高いですが。
新作が届いてしまった……というのも実はまだ逆転裁判5をクリアできていないんですよね。原因はグリザイアの安息だったりするので、まあ仕方が無いのですが。
中断するか終わらせるか悩んだのですが、とりあえずカルマルカだけは先にやっておこうかと思います。その後逆裁に戻って消化し切った後、残り2作をプレイしていこうかと思います。
最近はクッキーやりながら安息して裁判しているという謎のサイクルで結構カツカツなことやってます。まあクッキーは放置するだけなので全然苦ではありませんが。現在2週目20億/CPSです。
安息は正直存在を忘れかけていたのでいきなりサービス開始した時はびっくりしました。プレイした感想としては普通の課金ソシャゲですね。加えて不具合だったり回線混雑だったりで結構ストレスは溜まります。
一姫といちゃこらできればいいだけなので、これはまったりとやっていこうかなと。
とりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。
Entry ⇒ 2013.09.28 | Category ⇒ エロゲ | Comments (0) | Trackbacks (0)
『七つのふしぎの終わるとき』レビュー
タイトル:七つのふしぎの終わるとき
ブランド:etude
評価:79点
※評価についてはコチラをご参照下さい。
正直もう少し後に回す予定でしたが、評価を見ると結構良さそうだったので思い切ってプレイしてみました。ちなみに今作が初etudeになります。先日コンプ致しましたので、レビューを書いていこうと思います。
■前置き
独自の世界観と演出が光る作品
七不思議という所謂怪談ホラーの代名詞を題材にファンタジックに再構成した今作ですが、その世界観や設定が独自で大変美しかったです。
同時にUIやBGM・演出等が作品の雰囲気とマッチしており、幻想的で引き込まれてしまいました。雰囲気ゲーと言われればそれまでですが、シナリオ面も結構しっかりと作りこんでありますので、私としてはとても楽しめた作品です。
作りこんであるとは言っても細部が甘く、ここまで雰囲気作りに力を入れたのであればもう一ふん張りして欲しくはありました。最も気になる点としてはやはり全体的なボリューム不足でしょう。伏線もろもろの回収は出来ておりますので中途半端と言うことは無いのですが、個別に入って以後かなりハイテンポで物語が展開していく為、唐突だったり感情移入できなかったりとその点は残念でした。
ヒロインに関しては結構我が強い女の子達が多く多少は面食らう可能性もありますが、総じて悪くは無かったかなと。声優が豪華ですので、それだけでも楽しめるかもしれません。しかし氷子を攻略できなかったのはとても不満です。
また、今までエロゲをプレイしていてこういった感情は初めてだったのですが、今作ではBBAでぶひれます。ロリBBAじゃなくてリアルBBAです。ぶっちゃけ女の子に皺つけただけのレベルではありますが、二大BBA両者ともに意外と可愛いです。今作は何ゲーかと問われればBBAゲーと返答しますね。
①シナリオ・テキスト ≪75点≫
学園に纏わる七不思議と、時を操ることの出来る時計の物語です。時計の力で封印されていた七穂を元の時代へと返す為に、七不思議の謎の解明と同時に七つの時計を集める、というお話ですね。
選択肢も目当てのヒロインを選んでいくだけですので、まず迷うことは無いかと思います。一応全ルートクリア後に初めからプレイをすると選択肢が増えていますので、迷うと言えばそこくらいです。
シナリオ総評としては前置きに記載した通り、世界観がとても美しく作品に引き込まれはしますが、いかんせんボリュームが不足がちです。
設定をしっかりと生かしきれており、テンポ良く物語が進む為、中だるみ等は全く感じないのですが、もう1時間ほど個別の長さを伸ばしても良かったかなと。新しい展開だったりイベントを増やすのではなく、ヒロインとの馴れ初めだったりイチャイチャだったりをもう少しゆっくりと描いてくれていたら、感情移入もしっかりと出来、作品全体のレベルも上がったことでしょう。
個別が短い反面、共通はそれなりの長さを誇っており、物語の導入から解説までをしっかりと書ききってくれています。故に多少難解な設定だったとしても、すんなりと理解することができました。共通と同じ密度とは言わないまでも、個別にも頑張って欲しかったです。
さて、各個別の評価としてはどのルートも伏線を多少残しつつも綺麗な形で結末を迎えております。多少ご都合主義な展開もございますが、わざわざこの作品でビターENDを作っても仕方が無いかな、といったところです。
そしてそのわずかに残した伏線をしっかりとTRUEルートで回収してくれたのは評価に値しますね。多少展開が強引であったり、先が読めたりもしますが、作品全体の質を落すことなく結末を描いてくれたのは良かったです。まあ最後全部BBAが持ってったのは何ともいえなかったですけれども。
②キャラクタ・声優 ≪78点≫
順位:七穂>(氷子)>エリス>(リドリィきゅん)>(会長)>ふみ>深咲>(グエン)
・時任七穂 CV:浅野ゆず ≪90点≫
長い間時の止まった空間に閉じ込められていた女の子です。生まれが昭和初期なので、かなり懐古的です。
結構我が強く、主人公は結構振り回され気味ですね。嫁にするならかなり良いヒロインだと思います。
要所で強い物言いをする為、踏まれたいヒロイン筆頭と言えるでしょう。彼女に養ってもらいながら自堕落生活を送りたいです。
昭和の生まれなだけに、昔と今とのギャップに驚きつつも何だかんだしっかりと生活できている子です。彼女に「情けない…」って1時間くらいぶっ続けで言われたいです、はい。
個別に関しては個人的に最も良かったですかね。元々主人公は彼女を元の時代に戻す為に行動するので、他ルートだと若干違和感がありますので。多少後半の展開が唐突な印象を受けましたが、総じて綺麗に纏まっており、個人的にはTRUEよりも好みかなと。
奥ゆかしい…?
人生で一度は言われてみたい言葉
ドレスもそれなりに似合っています
かわいい
こんな出迎え方されたい
・遠近深咲 CV:木村あやか ≪70点≫
とても面倒見の良い学園長の娘です。加えて学園長代理という役職を任されている、結構パーフェクトな子だったり。
あとオタの気も強いみたいで、時折そういう発言が目立ちます。まあそういうところが可愛いのですけれども。
初見では声以外イマイチかなぁとも思いましたが、見た目と行動とのギャップがあったりと、個人的には悪くなかったです。
こと主人公に対してだけは結構空回りしたり口うるさいところもありはしましたが、主人公に最も近い位置にいるにも関わらず、一歩引いて接しているところを考えるとやっぱり可愛い方だなぁと。
個別は七不思議や時計から最も遠い位置にいる為、他ルートよりもそういった展開は少なめですかね。どちらかというと彼女とのすれ違いがメインとして描かれています。故にちょっぴりビターで終わっていたのも悪くはないと思います。一つくらいはそういうの欲しいですから。
モロ宣伝
確かに厨ニ病っぽい
告白は大胆でしたが、嫌いではないです
かわいめ
・止山ふみ CV:真中海 ≪75点≫
我らが風音様です。部員が一人だけの新聞部部長をやっています。かなり活発でうるさい子です。
特ダネの為なら何でもやらかそうとするが、本人は新聞部を押し付けられた形なので、好ましく思っていないようです。
かなり目立つタイプのヒロインですので、名前はすぐに覚えられました。少々自分勝手な部分も持ち合わせていますが、それを含めて彼女の魅力と言えるでしょう。
ヒロインの性質上、七不思議ネタが多いかなと思いましたが、その通り彼女との交流よりそちらの方がメインでしたね。結末もかなり主人公が無茶をした形でしたので、結構驚きました。ただまあ会長との論戦はもう少しふみが頑張って暮れても良かったかなと。終始言いくるめられるだけでしたので。
知ってた
ウェイトレス姿は可愛い
部屋は思ったよりメルヘンチック
初詣
最後は七不思議で〆る、というのは良かったです
・古宮エリス CV:夏野こおり ≪80点≫
我らがこおりさんです。金髪ロリ担当というのはわりかし珍しいかなと。白玉あんみつが好きな子です。
終始無口で何を考えているか分かりにくいミステリアスな子ではありますが、反面感情を露わにして喜ぶ表情等はとても可愛らしいです。
初見の声で既に気づいた方もいるかもしれませんが、まっしろ死神その人で、七穂のお付をやっていた子です。
彼女の行動原理は全て七穂の為、というのも良い主従関係なのかなと。どちらかというと友人同士がという表現がぴったりですが。
個別シナリオに関しては、まあある程度予想してはいましたが、主人公か七穂のどちらを取るかの狭間に立たされる形ですね。
最終的には七穂もエリスもこちらに留まるという選択肢ではありましたが、個人的には最もビターで終わらせて欲しかったシナリオですね。ふみルートラストのような、過去からのメッセージという形で締めくくった方が綺麗に終わったかもしれません。
出会いは衝撃的でした
英語は全然駄目です
白玉あんみつ10杯>主人公
かっこいいけどちょっと悲しいシーン
ぺんぺんぺんぎん
良く分かっていらっしゃる
さて、続いてサブキャラの紹介を。BBAとか混じってますがご容赦を。
まずは氷子。
なぜ攻略できないし
コレに尽きます。確かに七不思議や時計には絡んでいないヒロインではありますが、彼女は攻略するに値する可愛さを有していたので、とても勿体無いなぁと。
エリスルートの序盤でほんの少しだけ彼女とのいちゃいちゃが見れたのはとても嬉しいですが、同時にちょっと可愛そうだと思いました。あそこは選択肢なりなんなりで分岐させても良い展開だっただけに、なぜルートを作らなかったのかが疑問です。
これくらい気軽に話し合える女友達が欲しい
ここ選択肢下さい
続いてリドリィきゅん。男の娘です。とても愛らしい姿をしていますね。結構七不思議に深く関わっていたりします。
おっとりで若干内気という、男の娘にぴったりの性格をしています。ひそかに会長に想いを寄せていたりと、可愛い一面も。攻略したいかどうかと問われればしたいですけれども、作風を考えるとまず不可能でしょう。
むしろ男の娘だからかわいい
男の娘にもあの日はあるようです
女装可愛い
とてもえろい
続いてグエン。んあーさんです。褐色金髪というなんとも珍しい見た目をしています。
大の男嫌いではあるものの、目の仇にしているわけでもないので、それなりにちゃんと接してくれます。会長とは良いコンビですね。ただまあ個人的には全然好きではないですね。イベントはそれなりに豊富ではあるものの、言動やらなんやらがどうしても好きになれません。
タマヒュン
続いて会長。春道の姉やってます。完璧という文字をそのまま女性にしたようなお人です。攻守全く隙がありませんね。
結構話すと疲れるタイプなので、言うほど好みではありませんが、まあ踏まれたいヒロインとしては七穂と並んでツートップです。
完璧とは言いましたが、ツメは若干甘いかなと。まあ逆に終始完璧に立ち回られれば、太刀打ちはできないのですが。
リアルな数字
続いて七実。七穂が自身の時を止める際、代わりとして作った人形、所謂影武者です。実は学園長その人だったり。幼少期の彼女はそれはとてもとても可愛らしいですね。七穂と姉妹丼ないしは親子丼したいです。
七穂ルート冒頭でのイベントで気づいてはおりましたが、彼女の育った環境や背景等を考えるとああいう行動に出たのもまあ仕方がないのかなと。二丁拳銃は厨ニ過ぎて笑いがこみ上げてきましたけれども。
ここ笑った
空気が読める子
最後というかおまけで里瀬。主人公の祖母です。BBAです。ぶっちゃけ女の子に皺つけて声BBA気味にしただけですね。歳も考えずにかなりはっちゃけているお人です。初めてリアルBBAで可愛いと思いましたね、はい。
TRUEのラストで色々とかっさらっていく実は凄い人ではあります。まあちょっとやりすぎ感ありましたけどね。
歳を考えて発言してください
③CG・演出 ≪90点≫
CGの画力自体は言うほど高くありませんが、塗りがとても上手く作品全体の雰囲気が素晴らしいです。画面構成にとても力を入れており、タイトル画面やBGM鑑賞画面など、見ているだけで世界観の良さが伝わってきます。
その他UIや要所に入る演出もとても幻想的ですし、壁紙にしたいレベルの完成度を誇るアイキャッチ等、素直に「凄い」という言葉が出ました。雰囲気作りに関しての素晴らしさは起動してもらえればすぐに分かると思います。
ED曲もヒロイン毎に用意されており、どの曲も甲乙付け難いですね。
同時にBGMも耳に残るものが多く、サントラが欲しくなりました。予約特典や初回特典に付いていたらしいのですが、どこかにCD単品で売ってないものですかね。
④システム ≪85点≫
私が最も好きなエンジンを利用していますので、必然この点数で。乙りろのレビューだとこのシステムに90点をつけていますが、場面スキップやサスペンド機能が今作には無い上、演出を重視する余り若干ながら利便性が低下しているので-5点とさせていただきました。
なるべく今作の演出を最大限に楽しむために、PCスペックの許す限りは高設定にてプレイしていただきたいですね。
⑤えっちシーン ≪70点≫
シーン回想枠数
七穂 3枠
深咲 3枠
ふみ 3枠
エリス 3枠
以上となります。枠の格差はご覧の通りありません。シナリオ重視のエロゲにしては3枠というのは多いほうですね。ただしえっちできるのがメインヒロインだけだったのはちょびっと残念。
えっちシーンの内容も比較的良い方で、思ったより実用性はありそうです。コスプレえっちも数は少ないものの、しっかりと用意されています。ネコミミ体操服えっちは最高ですね。
ただやはり個別のボリューム不足も相まって、えっちシーンへ入るまでの展開がいささか唐突ではありますね。エリス以外は告白即エロでしたが、もう数日スパンをあけて欲しかったです。特にこういったタイプのエロゲだと、うまくシナリオとの釣り合いを考えないとどうしても違和感というものが出てきてしまいますからね。
■まとめ
シナリオの甘い部分が結構目立つものの、それを帳消しにするレベルの演出や雰囲気がこの上ない素晴らしさでした。
設定だけの中身スカスカというわけではなく、しっかりと世界観を反映し、伏線回収も行っておりますので、今作のシナリオ面の評価に関してはもう個人の好みと言うほかありませんね。
一風変わった世界観に浸りたい方や、メルヘンチックなお話がお好きな方には是非オススメしたい作品です。
さて、今作が初etudeとなりましたが、どうやら演出面や雰囲気を重視するブランドらしく、同ブランドの他作品にも興味を持ちましたね。とりあえずあすせかはそのうち回収したいなぁとは思います。ごく一部を除いて有名作品はあらかたやっているだけに、変なところで名の知れた作品をやっていないというのも何だかアレなので。
とりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。
Entry ⇒ 2013.09.22 | Category ⇒ エロゲ | Comments (0) | Trackbacks (0)
『PriministAr -プライミニスター -』レビュー
タイトル:PriministAr -プライミニスター -
ブランド:HOOKSOFT
評価:72点
※評価についてはコチラをご参照下さい。
HOOKSOFTの最新作ですね。前作ストノーにもあったPITシステムを引き継いだ作品です。
本来なら先にととのをやる予定でしたが、ちょっと後ろ倒しにしちゃいました。
先日攻略致しましたので、レビューを書いていこうと思います。
※この記事にはネタバレがありますので、ご注意下さい。
■前置き
千里ちゃんルートだけが見所の作品
所謂千里ちゃんゲーでした。彼女以外のルートはいつものHOOKといったところで、部分的に見所はあるものの総じてただの睡眠導入剤でした。しかし千里ちゃんルートに関してはHOOKの本気を見たとでも言うのでしょうか、とても素晴らしいシナリオで久々にエロゲで泣けましたね。まさかHOOKに泣かされるとは思いませんでした、はい。
本来こういうキャラゲーにおける良シナリオというのは他ルートより"マシ"程度が精々なのですが、普通に泣きゲーをプレイしているような感覚で、力の入れ具合が段違いでした。他ルートもこれくらいのクオリティを引き出せていれば…とただただ残念です。
ヒロインに関しては総じてサブの方が強い印象を抱きましたね。ゆぬ様とかかれんちゃんとか小糸ちゃんとかトッキーとかとても攻略したいです。…ストノーにもあったアペンドに期待してもいいですかね?
前作からおなじみのPITシステムは大幅に利便性が改善され、とても分かりやすくなりましたね。モブ視点だったり別視点を面白おかしく描いてくれますので、かなり面白いです。まだいくつか改善点はあるものの、睡眠抑制剤として十分機能してくれています。
①シナリオ・テキスト ≪75点≫
七舟学園の全男子生徒のしょうもない計画により、文化部棟ただ一人の男子となってしまった主人公が
お目当てのキャラを選んでいくだけですので、攻略で迷うことは無いかと思います。唯一R子だけはつぎゅクリア後に解放されるみたいですので、そこだけはご注意下さい。
シナリオは前置きでも記載した通り、千里ちゃんだけが頭三つくらい飛びぬけて良い出来でしたね。他ルートも出来が悪いというわけではなく、キャラゲー相応のレベルではありますので十分に面白いと言えるのですが、どうしても霞んでしまいます。
菩薩やつぎゅルートのラストに関してはそれなりに見せる内容ではあったもののとってつけた感が強く、感情移入できるほどのものではありませんでした。
反面千里ちゃんルートの場合だと、個別の序盤からうまく伏線を張り、中盤から終盤にかけての構成がとてもうまく成されており、展開の唐突さだったり違和感というものは感じませんでした。また、結末もご都合主義や希望、奇跡といったものではなくしっかりと現実を見せてくれましたので、多少後味の悪い終わり方ではあるものの、私としては満足できる結末でした。ラストの屋上でのシーンは久々に科白をじっくりと聞いた場面でした。涙腺崩壊は必至です。
ゆえに攻略順に関しては千里ちゃんをラストにするのが一番良い形と言えるでしょう。間違っても最初にクリアしてしまうと、他4人がただの消化試合になってしまいますので。むしろ千里ちゃんだけやれば良いんじゃないかな。まあそれはキャラゲーとしてどうなんだ、とも思いますけれどもね。
日常に関しては従来通りのセンス溢れるテキストに加え、PITでの小ネタや別視点なども合わさって、とても面白かったです。ストノーだとPITを見るのが少々不便でしたのでテンポそのものが落ちてしまい、面倒といった部分が表に出てきてしまったのですが、今作ではそういった点が多少改善されていたので安心しました。まあ視点がめまぐるしくなったりするので、余計に疲れてしまうのは変わらないのですけれどもね。
評価に関してですが、正直千里ちゃんルートだけなら90点を付けても良いのですが、他ルートとの兼ね合いを考えればまあこの辺りに落ち込むのかなぁと。
千里ちゃんルートが平凡だったら65点くらいになるシナリオですので、まあちょっと色付ける形で。
②キャラクタ・声優 ≪73点≫
順位:千里ちゃん>(小糸ちゃん)>(かれんちゃん)>R子>(ゆぬ様)=(巴菜ちゃん)>つぎゅ>(トッキー)>(萱野さん)>COG>ピンク>菩薩
・安芸かのこ CV:秋野花 ≪55点≫
かのことかいう変な名前のヒロインです。菩薩級らしいですが、どの辺が菩薩なのか良く分かりません。
ほわああが口癖です。主人公の幼馴染ですが、まあそれだけです。料理をする時の魔王モードだけは好きです。
最もメインっぽい雰囲気を出しているだけの残念な子で、正直彼女は好きでも何でもないです。まったりのほほんとしている為か、彼女との会話シーンはただただ眠くなるだけですね。まあ手芸部というインドアな部活動にはぴったりと言えるのかもしれませんけれども。ただ彼女が横でほわほわ言ってたり弄られている場面は結構笑いましたね。ほわああは迷言。
個別シナリオは終始いちゃいちゃしてただけで、面白みはありません。終盤に若干の過去回想が入るのですが、それも幼馴染っぽい過去イベントちょっと入れました、みたいにとってつけたようなものでしたので、プラス評価にはなりませんでしたね。
ほわああああああああああああああああああああああ
馬鹿の子
魔王モードは面白い
しりとりで苛めるシーン好き
もう少しじっくりと描いて欲しかった
・枝那森千里 CV:白月かなめ ≪97点≫
我らが千里ちゃんです。常時おとなしい印象を抱きがちですが、一度口を開くと結構ストレートな物言いをしたり。
主人公が教えたことを素直に飲み込む為、とても上達が早く、手芸部の副部長としての貫禄を見せ付けてくれます。
前置きやシナリオでも散々記載しましたが、今作は彼女のためにあるような作品で、彼女以外のルートはせいぜいおまけ程度です。
攻略前から千里ちゃんルートはとても良いと聞かされており、かなり期待しながらプレイしたのですが、その期待度を大きく上回ってくれました。
中盤でのR子の一言はゾクリとしてしばらく放心してしまいましたし、その直後の展開から終盤の千里ちゃんや主人公達の葛藤、そしてラストシーンでのあの演出と、一連の流れが綺麗かつ残酷に纏まっており、なんとも言えない読了感を得られました。
確かにHOOKとしては毛色の違うシナリオであり、キャラゲーには不要な要素なのかもしれませんが、HOOKの本気を見れたので個人的には満足です。後はこのクオリティを保ちつつ他ルートとの兼ね合いもうまくやってくれれば言うことはありません。まあこの路線で拡大するのか取りやめるのかは不明ではありますが。ちなみに千里ちゃんルート担当のライターが気になります。まあ検討はついていますけれども。
ずっとぎゅっとしたい
涙を拭いてあげたい
最高のプロポーズ
この目のハイライトが消える演出はあもりにもひきょう過ぎるでしょう?
モケケケケケ
ずっとぺろぺろしたい
・継花三澄 CV:有栖川みや美 ≪80点≫
つぎゅうううう! はい、去年のミスコンで優勝した文武両道の女の子です。
終始姉であるR子に振り回されながらも健気にがんばっているちょっと可愛そうな子だったり。
正直R子の方がサブなのに圧倒的に目立っている為、彼女自身の魅力はさほど伝わってこなかったかなと。良い妹していたとは思うのですがね。
シナリオに関してはトッキーとの確執がメインかと思っていたのですが、まさかのトッキー親馬鹿だったのはかなり意表を突かれました。シナリオ終盤のあのビデオレターのシーンは結構良かったのですが、いかんせん展開が少々後ろ過ぎでしたかね。
どうせならトッキーを親馬鹿にするのではなく初見の印象通りの存在として描きながら、彼女との問題と父親との問題を同時に解決するような構成へと持っていった方が良さは増したのかなぁと。作り方次第では千里ちゃんルートとタメ張れるルートになったかもしれないですね、とても惜しい。
萌え萌えー
考えてました
尻と黒スト
にゃんにゃん
・木倉汐路 CV:青葉りんご ≪65点≫
終始ツンツンしまくりでデレなんてほとんどない子です。COGって愛称はとても上手いと思います。
単騎で男子生徒の集団を吹っ飛ばしたりとずば抜けた身体能力をしていますが、ちょっと出るゲーム間違えてるくらいにインフレしてます。
共通や他ルートではデレがほぼ見られない彼女でしたが、ちょっとツンツンしすぎかなぁと。その分個別でのギャップが上手いこと機能してはいるのですが、逆に言えば個別以外で彼女の魅力がほぼなかったりするので、もう少し柔らかくして欲しかったですね。
その個別自体もCOGルートという名のゆぬ様・巴菜ちゃんルートだったりするので、何かとって食われた感じがしました。まあ私はゆぬ様の方が圧倒的に好みなので、嬉しい誤算ではありましたけれども。
後なぜか終始苗字で呼び合っていたのはイマイチ納得がいきませんでした。サイドシナリオでそのネタに触れてはいるのですが、あの程度のネタを披露する為だけに苗字に固執する理由はあまりないかなと。さっさと名前で呼び合って欲しかったです。
どうもクソムシです
我々の業界では(ry
Yシャツえろい
デレるとかわいい
ゆぬ様のつるまんぺろぺろしたい
COGルートだといったな?あれは嘘だ
><><
・桐理つばさ CV:百瀬ぽこ ≪60点≫
ピンクです。乳がでかいです。彼女の魅力はそこだけです。
やたらと主人公に懐いており、普通に抱きついてきたりします。貞操観念は低めです。腹パンしたい子です。
彼女のシナリオって何か見所ありましたっけ…。山場も何もなかったような。終始いちゃいちゃしていただけですね、はい。
あ、かれんちゃんはとても可愛かったですね。ピンクの為に身を引くかれんちゃんを思うと夜も眠れません(嘘
後ろのモブが可愛い
おっきいのもちいさいのも好きです
謎の寸劇
可憐な乙女
略奪してください
・継花流々子 CV:藤咲ウサ ≪85点≫
つぎゅの姉です。顔はかなり綺麗みたいです。色々と暴走しまくっています。PITに度々現れて神と崇められることも多々あったり。
終始おちゃらけてはいますが、人を見る目や観察眼はかなりあります。恐らくストノーのちょりさんポジションのヒロインでしょう。
結構下品な発言が目立ったり、明らかに空気読まない人だったりするので、序盤こそ多少の苦手意識を持っていたものの、一旦慣れてしまえば今作に必要不可欠なムードメーカーですね。彼女の行動や言動には度々笑わされてしまいます。
基本的にはボケ担当ですが、やる時はやる人ですね。千里ちゃんルートでの「色、見えてる?」という一言を聞いたときは驚愕と同時にさすがR子だと思いました。ふざけながらもこういうところでしっかりとしているキャラというのは結構好みだったりします。まあ普段とのギャップもあるのでしょうが。
スク水えっち欲しかった
よくわかってらっしゃる
ぐっちゅぐっちゅします
使いたいです!!
さて、続いてサブヒロインの紹介を。
ゆぬ様・巴菜ちゃん・かれんちゃんは既に紹介しているので割愛します。
まずは小糸ちゃん。
完全無欠、欠点のない素晴らしい妹系ロリにもかかわらず、攻略ができない、えっちシーンが無いというのはどう考えてもバグだと思います。
敬語でお兄さんと慕ってくれるところなんて可愛すぎて鼻血が出そうです、はい。
一応ノーマルENDでは彼女の個別イベントがあったりもしますが、中途半端なところで終わってしまいますので、どうせならアペンドでルートなりえっちシーンなりを追加して欲しいところです。
続いて萱野さん。小糸ちゃんの母親やってますが、実母ではないです。アパートの管理人さんです。とても若々しいお姿をしています。
いかんせん登場シーンがかなり少ない為、書くことはほとんどないかなぁと。小糸ちゃんとの親子丼希望したいなぁ、くらいでしょうか。
続いてトッキー。つぎゅとR子の母親です。鋼の女と呼ばれるくらいに笑顔を見せない鬼教師…というのは表の顔。
実のところはつぎゅのことを愛してやまないちょっと頭のネジが外れている親馬鹿先生だったり。
個人的には下衆を見るような目で踏まれたいキャラだなぁと思っていただけに、この豹変はちょっと誤算かなと。ギャグ要因としてみればとても可愛らしいんですけれども。
親馬鹿炸裂
もう完璧ネタ要員
最後は幽霊。予約特典で手に入るアペンドを導入することにより攻略することができます。本名は不明。
初見は見た目弱いなぁと思いましたが、声が北都南だったので一気に可愛らしく見えてきました。やっぱり北都南はお姉さんボイスよりもロリボイスの方が映えますね。
幽霊という特異な体質上、えっちシーンは少々特殊なものだったのは残念ではありますが、まあ特典のアペンドと考えるのであれば十分な出来でしょう。
幽霊なのに大分性格明るいです
てへぺろ
③CG・演出 ≪75点≫
CGは言わずもがな、複数絵師ではあるものの絵のタッチがとても似通っているせいか、さほど違和感は感じません。というか原画さん4人もいるんだなと思ってしまうくらいです。立ち絵もそうですが、一枚絵がどれも映える構図で、とても綺麗ですね。故に一枚絵の数が少々少なめだったのは残念と言えるでしょう。まあこの点はストノーでも思ったことなのですが。
演出面はまあキャラゲーですので過度なものはありませんが、つぎゅや千里ちゃんのラストシーン等、見せ方はとても上手いかなと。千里ちゃんの項目でも紹介しましたが、あの屋上での演出は卑怯です。
PITに関してはどちらかというとシステム面だとは思いますので、そちらにて評価したいと思います。
④システム ≪70点≫
設定画面は十分な機能が揃っており、幅広い設定が可能です。通常プレイにおいてストレスを感じることはまず無いでしょう。
さて、ストノーからの伝統?になりつつある、PITシステムについての感想を。
ストノーではPITを見るために逐一画面を切り替えたり、更新があっても音なりなんなりで何かしら知らせる必要があったのですが、今作では画面上にPITを表示させることが出来るようになったため、手間が一つ減っているのは評価に値します。
画面に表示させるスペースや透明度も調整することが可能ですので、邪魔にならない程度に枠をとることも出来、利便性は飛躍的に上がっているかなと。
逆に不便と感じた点は、PITが稀にではありますが一気に更新され、わざわざさかのぼってみる必要がある場面が何回か見受けられました。もう少し場面との兼ね合いを考えた文章量にしてくれていれば、こういったことは起こらなかったと思うのですが。
まあ後は画面に表示させることが可能になったが故、結局目をあっちこっちに向ける必要があるので、少々疲れるかなと。
まあPITに関してはほとんどが小ネタ程度なので邪魔なら切ってしまってかまわないでしょうが、たまにシナリオとリンクしていたりもするので、やはりどうしても気になってしまいますね。
PITシステムそのものの面白さは、シナリオの裏側やモブ視点、モブ同士の小ネタなど某掲示板と非常に似通ったやり取りをしていますので、結構面白くはありますかね。シリアスシーンだとちゃんとPITはおとなしくしてますが、やはり頻度がかなり多くどうしても面倒くさいといった感想が表に出てきてしまいます。
後なぜかエロゲのはずなのに過度に卑猥な話題を避けているのはせっかくのPITの面白さを最大限発揮できていないかなぁと。もう少しエロゲでこそ出来る話題を盛り込んで欲しかったですね。
後今作で追加された文化部棟の王子様もとい、モブ子交流イベですが、まあなんとも言えないですね。今作は前作以上にモブに焦点を当てており、発想としては悪くは無かったのですが、わざわざあの程度のイベントを個別に分ける必要も無いかなぁと。
⑤えっちシーン ≪70点≫
シーン回想枠数
菩薩 4枠
千里ちゃん 5枠
つぎゅ 5枠
COG 5枠
ピンク 5枠
R子 1枠
幽霊 1枠
以上となります。菩薩だけ格差社会ではありますが、どうでもいいヒロインなので。R子と幽霊はサブヒロイン扱いですので、1枠ずつですね。
まあキャラゲーにしては十分な数でしょう。尺もそれなりに長く、塗り構図も悪く無いので、実用性は意外とあります。コスプレもメイドや水着等、何種類かありますので、制服や私服ばっかりにはならないです。
卑語に関しては全てぼかした言い方なので、興奮度は若干落ちるかなと。まあ変に極悪な修正をされるくらいなら…なんて利点もありますけれどもね。
他に、ストノー時代から地味に気になっていた部分があり、塗りの関係なので慣れてしまえば大して気にならないのですが、乳首の色がちょっと薄い感じがします。身体全体の塗りと比較するともう少し濃い方がえろっちさが増すかなぁと。まあこれは完全に私の好みの問題なのですけれども。
■まとめ
いつものHOOKだと油断していたら良い意味で痛い目を見る作品ですかね。ただまあ千里ちゃんだけが一人だけ頭飛びぬけているというのも、ことキャラゲーとして見るのであれば失敗でしょう。個人的にはとても満足していますが。
ある意味ダークホースという言葉が今年一番合っている作品、と言えるのかもしれませんね。
とりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。
Entry ⇒ 2013.09.17 | Category ⇒ エロゲ | Comments (0) | Trackbacks (0)
『星ノ音サンクチュアリ』レビュー
タイトル:星ノ音サンクチュアリ
ブランド:ま~まれぇど
評価:71点
※評価についてはコチラをご参照下さい。
キャラゲ・抜きゲブランドであるま~まれぇどの最新作です。
先日コンプ致しましたので、レビューを書いていこうと思います。
■前置き
L2Qと恋色を足して2で割った感じの作品
L2Qからスケールとぶっ飛び具合を少なくして、恋色のようなまっとうなシナリオを導入した、といった感じですかね。個人的にはどっちつかずな印象で、何とも中途半端な作品だと思いました。
別に面白くないわけではないのですが、これといって光るものはなかったかなと。変な蛇足感などはないのですが、イマイチ物足りなかったです。
ヒロインに関しては皆可愛らしく、甲乙付けにくいですね。余り期待していなかった妹が性格もえっちシーンもかなりツボったのは嬉しい誤算でした。
えっちシーンは安定のま~まれぇどですね。とてもしっかりと構成が練られており、中々に捗りました。
シナリオが凡でヒロインやえっちシーンが優という、典型的なキャラゲ・抜きゲパターンですので、安心してプレイできるとは思います。
①シナリオ・テキスト ≪60点≫
AD犯罪を取り締まる警察組織『スレイプニル』へと入隊する為に銀星学園へと通う主人公が、ヒロイン達と訓練受けたり戦闘したりいちゃいちゃしたりするお話、ですかね。結構設定は凝っており、それらもしっかりと生かせている方だと思います。選択肢はいくつかありますが、中盤のキャラ選択以外の選択肢に関しては多分どれを選んでもシナリオや好感度に変化は無いと思います。ですので、攻略的要素はほぼありません。
前置きでシナリオは凡と記載しましたが、一応共通のとあるシーンだけは結構力が入っていたかなと。同時にこれは恋色の再来か、とも思ったのですが、個別に入ってしまうとえっちシーン主体になってしまい、せっかくの能力設定や厨ニ設定が薄れてしまったのは少々残念かなと。まあ抜きゲらしいと言えばらしいですね。
後気になった点としては終わり方が少々ぶった切ったような形で終わってしまい、そのままエピローグといった展開がかなり目立ちました。妹なんてエピローグすらなかったので、かなりびっくりしました。
もう一場面ほど〆の展開を挟めば綺麗な形で終われるだけに、あの構図だけは何とも言えなかったですね。
逆に良かった点としてはその厨ニ要素が変に邪魔をしなかったのは良かったです。ほど良い日常とのバランスがなされており、飽きさせない構成になっていたのはとてもよかったです。
テキスト面に関しては多少パロネタが混じるものの、シナリオ全体の質を落すことなく上手く使えており、日常・戦闘シーンともにとても読みやすいものとなっております。笑いどころと燃えどころをしっかりと押さえれていました。
②キャラクタ・声優 ≪77点≫
順位:夜美ちゃん>(響さん)>姫翠たん>璃杏>マルちゃん>クリス
神領寺姫翠 CV:波奈束風景 ≪85点≫
幼少期に主人公と幼馴染だった子です。学園長の孫だったり。愛称は姫ちゃんもしくは姫翠たん。ま~まれぇど伝統?の黒ストヒロインです。
常に他者を寄せ付けない態度をしており、冷たい印象を抱きがちですが、一旦デレるととても可愛らしい子です。
見た目はクール、中身はデレデレっていうのはやっぱりいいですね。当初は主人公のことに気づいていない素振りをしていましたが、実は気づいてました、みたいな展開はとても好きです。
結構むっつりのケがあり、主人公の為にえっちなビデオを見て勉強するところがかなりツボりました。えっちシーンも結構積極的だったりするので、良いギャップでした。
反面幼馴染設定は思ったほど意味を成さなかったですね。二人で星空見上げるシーンは好きなんですけれどもね。どちらかというと学園長の孫といったステータスが重要視され、シナリオもそちら寄りでした。王道ではありましたが、ヒロインの中では比較的面白いシナリオだったかなと。
姫翠たん
可愛い
構図が最高ですね
ネクタイ直してくれる彼女欲しい
瀬里奈・マルグリット・オクタヴィアス CV:御苑生メイ ≪70点≫
金髪のお嬢様です。愛称はマルちゃんです。テンペストとかいう主砲ぶっ放してくる危ない人です。
高飛車ではありますが、どこか抜けているところがあるので、主人公にいっつも振り回されている可愛い子です。
初見だと一番興味の無かった子でしたが、プレイするとすぐにあ、この子可愛いわって思うくらいには照れた時の表情が良かったです。
シナリオは主人公のことをライバル視していましたが、訓練や共闘を通して次第に惹かれていく、といったお話ですね。彼女は所謂お嬢様ですので、当然両親から反対され…といった良くあるものでしたが、解決の方法は結構以外だなと。まあ問題を先送りにしただけと言えなくもないのですが、使い古した熱血主人公が両親を説得なんて展開じゃないだけ良かったですかね。
マルちゃん正麺はまあまあ美味いよね
視姦されたい
彼女の告白シーンも結構良かったですね
普段現金持ち歩かないくらいに金持ちになってみたい
この下品な足の開き方最高
小松原夜美 CV:上原あおい ≪90点≫
我らがぼっち後輩ちゃんです。中の人は安定の雪都さお梨ですね。ぼっちらしい消える能力持ってたりします。
常に毒舌吐いてツンツンっぽい子ですが、根は皆と仲良くしたいけど空回りしちゃってる友達想いの子ですね。
まさかのぼっちキャラという、非常に親近感が湧く女の子ですが、そのぼっちになっている原因も自分のせいという、なんとも可愛らしい子です。
こういうタイプの子ですので、一旦個別に入ると依存でもするのかと思いましたが、むしろ迷惑をかけまいと避ける方に走ったのは結構意外でしたね。まあそうなった理由も璃杏との出来事があったせいなのですが。
人当たりがかなりきついですが、子供達を身を挺して守ろうとする良いお姉ちゃんしたりとかっこいい場面も描かれたりします。彼女の本音が見れるシーンっていうのはとても良いものですね。
このSD絵大好き
\(^o^)/
こんなん言われたら惚れてまう
わきわき
唯一ボテが披露されますが、えっちシーンは残念ながらありません。
葛城璃杏 CV:江留賀未央 ≪75点≫
今作はエルガミオです。主人公の実妹です。地味に兄さん+若干の敬語妹だったり。
ヒロインの中で一番性格がぶっ飛んでいます。中々に面白い漫才を見せてくれましたね。
正直見た目は最弱ですね。お団子はちょっと無いかなーと。ですが思ったより中身が強かったので、総合的にはこの位置に。
こういった下ネタ満載の暴走キャラはやはり必要ですね。他ヒロインもそれなりにボケてはくれますが、彼女ほどぶっ飛んではいないので。
最近だと実妹設定がほとんど意味を成さない作品が増えてきてますので、そういった点をしっかりとシナリオに盛り込んでくれたのは良かったです。
周りから何と言われようと関係ないENDではなく、しっかりとそれなりのペナルティを受けた形での結末だったのは意外でした。むしろなぜエピローグが彼女だけ無かったのかが未だに疑問です。
誘われたら行くしかない
しまったぁ!と同様に名言となりそうですね
剥いてください!
積極的なアナルヒロインって良いですね
えろい近藤さんの使い方
クリス・クロフォード CV:守田羽糸 ≪65点≫
主人公の親友であり、ADの整備を担当しています。
一見男の子に見えますが、中身はれっきとした女の子です。どうせなら男の娘が良かったのですが…。
まさか攻略できるとは思ってなかったので、かなり嬉しかったです。男装をといている時は結構印象が変わります。どちらの格好も結構好きですね。
他ヒロインとは違い、裏方に徹するタイプの役職と性格なので結構違ったシナリオ展開に期待しましたが、あくまでもサブヒロインですので期待通りとはいかなかったですかね。まあ彼女が整備士に就いた理由や男装していた理由が明らかとなったのは良かったです。
ついてて欲しかったです
可愛い
かなり印象が変わります
③CG・演出 ≪70点≫
安定の鳴瀬絵に加え、テカテカ塗りのおかげでCGがかなり綺麗に仕上がっています。総じて立ち絵よりも一枚絵の方が上手かったですかね。
ですのでもう少し一枚絵の数が多かったら言うこと無しだったのですが、若干少なめでしたね。
演出面はL2Q同様、戦闘シーンでも違和感ないレベルでしたので、思ったよりも力を入れているなと。SD絵がコロコロと動いたりするのって地味に良いですね。
多少同じ演出の繰り返しだったりというのもありはしますが、総じて平均レベルよりも上かなと。少なくともキャラゲ・抜きゲには勿体無い出来です。
④システム ≪65点≫
設定画面は特に問題はないでしょう。ストレス無くプレイできる程度には設定項目は豊かです。何をするにも演出が結構入ったりするので、多少煩わしいかもしれませんが、設定でOFFにできるのでまあ良しとしましょうか。
恋色でのキャラ選択画面でセーブ不可という謎仕様は改善されておりましたが、ショートカットを利用しないとセーブ画面にいけないのは不便かなと。気づかない人は多分気づかないですし。
⑤えっちシーン ≪85点≫
シーン回想枠数
姫翠たん 6枠
マルちゃん 5枠
夜美ちゃん 5枠
璃杏 6枠
クリス 2枠
以上となります。抜きゲにしては少ないかもしれませんが、キャラゲと同等レベルの数だと思います。シチュエーションも結構凝ったものが多く、尺や実用性も十分にあります。
特に妹が安定の尻ヒロインだったのは最高でしたね。鳴瀬の描く妹ヒロインは尻という法則が確立されそうです、はい。他にも臀部やふとももが強いシーンが目立ち、個人的には満足でした。
姫翠たんは黒スト、妹は尻、夜美ちゃんはちっぱい、マルちゃんはおっぱいと、ヒロインそれぞれに違った魅力があったのも個人的には評価したいです。似たり寄ったりのシチュばかりだと残念ですからね。
不満点としてはやはり卑語修正が少々強めかなと。もともと卑語連発するような作品ではないのでさほど気になりはしませんが、惜しい点だとは思います。まあこの点は前作・前々作から変わっていないのですけれども。
■まとめ
いつも通りのま~まれぇどで、それなりに楽しめました。L2Qや恋色と比較するとどうしても一歩劣る内容ではありましたが、単発のキャラゲや抜きゲとして見るなら平均以上の作品と言えるでしょう。
これでこのブランドの作品をプレイしたのが3本目となりますが、過去作とかも結構気になっています。とりあえずキス魔はどこかのタイミングで回収できたらいいかなと。
とりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。
Entry ⇒ 2013.09.11 | Category ⇒ エロゲ | Comments (0) | Trackbacks (0)