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『ルートダブル -Before Crime * After Days-』レビュー

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タイトル:ルートダブル -Before Crime * After Days- (現在はPS3版のリンクです)
ブランド:イエティ
評価:73点
※評価についてはコチラをご参照下さい。

コンシューマからPCへと移植された、SF作品ですね。発売日には今作を購入してはいたのですが、色々と踏ん切りがつかずに今までずっと積みっぱなしでした。良い感じで新作までに時間が空いたので、思い切ってプレイしてみました。
※この記事にはネタバレがございますので、ご注意下さい。



■前置き
間違いなく名作だが、無駄な冗長さが目立つ
今作のプレイ時間は非常に長く、30時間以上は間違いなくかかるかなと思います。シナリオの展開や構成、散りばめられた伏線の回収方法等、見事と呼べる部分は多々あり、大変面白くはあったのですが、いかんせん中だるみが激しく、もう少しテンポ良く纏められたのではないかな、といった感じです。

また、センシズシステム及びRAMシステムについてですが、今作のコンセプトである為絶対に外せないシステムではあるものの、正直プレイしていて面倒くさいといった印象しか出てこなかったですね。センシズの頻度やRAMの冗長さをもう少し緩和できていれば文句はなかったのですが、なまじシナリオが自体が長い上、このシステムでも時間が取られてしまい、後半は特に面倒臭かったです。

①シナリオ・テキスト ≪80点≫
ラボにて原因不明の爆発が起こり、9名が閉じ込められてしまいます。謎の現象や殺人事件等が多々怒ってしまう中、9名全員がラボから脱出できるよう模索するお話です。

今作は大きく分けて4つのシナリオに分かれております。選択肢といったものは存在せず、全てセンシズシステムという特殊な方法を用いてシナリオが分岐していきます。以下に各シナリオの感想を記載したいと思います。

・ルートAfter
主人公はラボの爆発事件の為派遣されたレスキュー隊「シリウス」の隊長である渡瀬です。彼がラボにて「怪物」を目撃してしまい、それによって記憶喪失をしてしまうところからお話が始まります。物語の序章的なお話で、多数の謎を残したままエンディングを迎える形となります。
正直中だるみがまだ少ない分、最も面白かったシナリオと言えるかもしれません。何よりも主人公である隊長がとてもかっこよく描かれており、大変好感を持てたというのが面白かった一つの要因かと思います。
要救助者を助ける為に記憶喪失の身であるにも拘らず身を挺して皆を守る姿、周りが疑心暗鬼に囚われて暴走してしまってもそれをどうにかしようと模索する姿がとてもかっこよく描かれておりました。
先の分からない緊迫感や事故による汚染の恐怖等、そういったサスペンス的な要素が最も如実に現れていたシナリオだと思います。

・ルートBefore
主人公は鹿鳴学園の高校生である夏彦です。ラボの爆発事件が起こる6日間の出来事を描いた物語で、平和な日常から徐々に展開が加速していくシナリオです。
面白くはあったのですが、Aルートとの落差を考えると盛り上がらない部分が目立ち、個人的には今ひとつでした。特に夏彦の鼻につく言動がかなりイライラを誘発し、隊長と比較するとどうしても好きになれない主人公だったのも残念でした。
過去と現在を行ったりきたりさせる構成もイマイチですかね。個人的には地続きで見せてくれた方が良かったと言えるでしょうか。
またBADENDがAルートとは少々趣が違う為、描く必要自体が無かったんじゃないかなと思いました、まあループ物に見せかけるミスリードとしては必要あるBADだったのかなと。

・ルートCurrent
Aルートの隊長視点を夏彦の視点で再度描いたシナリオで、今までの復習とルートDへの橋渡しのようなお話です。故に最も短いシナリオですね。まああの幻聴が夏彦というのは早い段階で気づいていましたし、Aルートを再度見せられてもなんだかなーといった感じですね。
そもそもルートCとして分ける必要があまりないんですよね。BないしはDに統合する形でも良かったのかなと思います。まあそれだとシナリオの構成が崩れてしまいますので、難しいのだとは思いますけれども。

・ルートDouble
ルートA終了直後からのお話で、夏彦が隊長達と協力し皆の暴走のきっかけを取り除き、正気に戻していくお話です。今作のグランドルート的な展開で、最終シナリオとなります。
登場人物全員の過去や伏線が明らかとなり、9名全員でラボから脱出する展開としてはとても面白く、かなり読ませる内容ではあったものの、RAMシステムが余計にシナリオの中だるみを加速させてしまったのが残念でしょうか。
伏線を回収する為に過去の出来事を見る必要はあるのですが、もう少しテンポを上げることは可能だったと思います。特に二回目のRAMなんて全く必要なかったんじゃないかと。1回目に纏めるなりなんなりでよかったと思うんですけれども。
また、悪意に染まった隊長のこともあるのでしょうけれども、学生達がこの状況になっても一歩引いて接しているのが納得いかなかったです。元々勝手に巻き込まれてそれで文句言ってるんですからね。シリウス達は皆を助けようと身を挺する覚悟で接しているのですから、もう少し身を寄せ合ってくれても良かったです。イマイチ協力している感が伝わってこなかった、と言えるでしょう。


以上となります。まあ今作のピークはルートA止まりでしょうかね。ルートB以降は夏彦中心となってしまったのが大きな不満点として残ってしまったのでしょう。
不満たらたら書いてはいますが、シナリオそのものに関してはかなり面白くやめ時が分からない程度には今作にのめり込みました。もう少し中だるみを減らし、夏彦達学生側を魅力溢れるキャラとして描いていれば、もうプラス10点はあったかもしれませんね。
つまり夏彦のせいです、はい。

②キャラクタ・声優 ≪73点≫
順位:先生>風見>悠里>洵>サリュ>ましろ

・橘風見 CV:佐藤利奈 ≪83点≫
シリウスの副隊長で、頭が良く冷静なので大変頼りになるお人です。恋愛話は苦手のようです。
過去隊長と付き合っていたみたいで、案外デレた時は可愛かったり。彼女に消火器を持たせるのは危険なのでやめておきましょう。

女性とは思えない行動力と体力でルートAの中盤辺りまでは最もよさげなヒロインでしたね。実際隊長には最も似合っているとは思います。まあ暴走時は結構唐突ではあるもののその理由が他とは少々違うところも力入ってるキャラなんだなぁと思いました。凪沙と最も近い位置にいた彼女ですので、当然と言えば当然でしょう。

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かっこいい

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ハグハグ

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このBAD割と好きです

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あわててる彼女ってのも良いですね

・守部洵 CV:友永朱音 ≪75点≫
我らがゆかりに似た声の人です。ニラ色ですが、大分マシな部類のニラですね。
風見を姉のように慕っており、新米ながらもその行動力でかなり好感が持てるキャラです。しかしながら暴走時は最もキチってるので、ある意味一番目立ったヒロインなのかもしれません。

序盤こそ隊長に良い印象を抱いていないせいで、少々鼻につくキャラではありましたが、徐々に皆と打ち解けていくと中々に可愛らしい一面を見せてくれます。ルートAのムードメーカー的な役割を持っている子ですね。
そして一旦暴走するとカッター振り回してヒャッハーする人に変貌します。この時点の彼女は御免こうむりたいですが、悪意というその凶悪さをうまく表現してくれたと考えればある意味良かったのかもしれませんね。

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これが伏線になるとは…

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新米ながらもやる時はやります

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どうもえっちです

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兄さんでお願いします

・椿山恵那 CV:豊口めぐみ ≪90点≫
高校の教師をやってる人です。眼鏡ですが、大体の場面で眼鏡を外しているので無問題です。
その実保安六課の刑事さんで、丁度ラボを強制捜査しようとしたところで事件に巻き込まれてしまう可哀想な人です。

ルートAのヒロインの中では唯一暴走しなかったところが大いに好感度が上がった要因と言えるでしょう。一時的に隊長を疑ってしまうことがあったものの、基本的には信頼しており、隊長を助ける為にうまく立ち回ってくれます。
ヒロインとしては風見が最も合っているかもしれませんが、個人的には彼女と引っ付いて欲しくはありましたね。

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出会いはインパクト強いです

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さすが先生です

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おっぱい

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唯一の心の拠り所

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かわいすぎた

・琴乃悠里 CV:名塚佳織 ≪80点≫
謎多き要救助者の一人で、夏彦達の古くからの友人です。常に寡黙で周りに怯えている為、自分を上手く出せない内気な子ですね。
その実、過去の火災事故で死亡として処理されていましたが、ずっとラボの地下深くに幽閉され、実験に協力していた女の子です。

こういった内気な子というのは大して好みでもないのですが、見た目や彼女の過去を考えるとそれなりに評価は上がりますね。常に夏彦を信じ、助言を与えてくれるその姿は中々に頼りになります。まあ夏彦なんかよりも隊長と一緒に行動してる時の方が好きと言えば好きですかね。

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むしろ役得

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このシーン、BADも好きです

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可愛い

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なんかやたらえろい

・鳥羽ましろ CV:今井麻美 ≪55点≫
んあーさんに似た声の人です。正直声が合っていないと思います。夏彦の幼馴染の子です。
悠里の幻影を見ていた夏彦をずっと昔から支えていた健気な子でもあります。後結構オタ入ってます。

彼女の過去を考えるととても献身的で大変素晴らしいのかもしれませんが、総じて大して好みでもないです。
夏彦達がラボの爆発事件に巻き込まれる原因が彼女のわがままのせいだったりするので、その点がかなり響いているのかなと。
ヒロインとしてなら最も完璧に近いのかもしれませんが、個人的な好みからは結構かけ離れていますね。

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料理は得意です。

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さーいえっさー

・三ノ宮ルイーズ優衣 CV:真堂圭 ≪57点≫
外国人と日本人のハーフで、基本的には無口です。身体能力は高く、隊長に次ぐ強さを有している子ですね。
その実コミュニケーターAの娘であり、悠里やNと共に過去ラボの地下にて実験につき合わされていたという中々に壮絶な過去を持っていたりします。

見た目や性格は比較的好みの部類ではあるものの、終始隊長に心を開かず敵視していたのはちょっと納得がいかないですかね。
確かに悪意に染まってましろを撃ったのは隊長なのかもしれませんが、もう少し歩み寄ってくれても良かったのではないかなと。
彼女が必要以上に隊長を敵視しているせいで、9名全員が一丸となって協力している、といった感じが出ませんでした。
どうせなら彼女と隊長との会話や交流をもっと増やすことによってわだかまりが解けてもっと面白さが増したと思うのですけれども。せめてエピローグで少しでもその点に触れていてくれれば、とも思ったのですが残念ながらありませんでした。

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中々かっこいい

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ここは可愛い

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三ノ宮スープレックスで

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悪くない告白

続いてサブキャラや男性キャラの紹介を。

まずは我らがシリウスの隊長である渡瀬から。
ルートAの主人公であり、最も身を挺して皆を救う為に尽力してくれたヒーローのようなお人です。記憶を失っても取り戻してからも皆を助けるという志は変わっておらず、レスキュー隊の鏡のような人ですね。
髪の毛に一房白髪があるのですが、かなりシュールでイマイチ意味が分かりませんね。
最も彼が活躍しているにも関わらず、学生達からは大して好感を得られない、というのも仕方ないのかもしれませんが、可哀想と言えるでしょう。

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ラストシーンの対峙は結構好きです

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最高のタイミングでのプロポーズ

続いて夏彦。
ルートBの主人公であり、適正度Sのコミュニケーターです。ルートDでは彼の能力を用いて皆の過去を垣間見るお話が中心となります。隊長とは違い、これっぽっちも好きになれない主人公と言えるでしょうか。
確かに彼がいなければ全ての謎は分からずじまいで全員脱出も不可能なのは分かってはいるのですが、その常に人を見下すような言動や態度がかなり気に食わないですね。隊長をアゴで使うその姿勢が気に食わないです。
隊長のような熱血漢として描いてくれていれば、ここまで苦手意識を持たずにすんだかなぁといったところです。

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これがぶっつけ本番でできる辺り身体能力は割と高め

続いておっさんこと宇喜多。
見た目は50歳くらいなんですけれども、実は35歳らしいですね。びっくりしました。
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ルートAこそ真っ先に周りを疑い、暴走し始めた彼だったので、悪い意味で目立ったものですが、ルートB以降はどちらかというと脇役に徹する形となってしまいました。ですので彼に対してはさほど良い印象は抱いてないです。

続いて被検体Nもとい凪沙。
過去の爆破事故の際、死亡として処理され、実際はラボの地下で半ば強制的に実験に参加させられ、その結果身も心も廃人と化してしまった風見の妹です。今作一番の被害者であり、同時に加害者とも言えるでしょう。
半径約6m以内に近づいた人間の脳を対象に自分のコピーを植え付け、記憶を改変させて悪意を増幅させてしまうというえげつない能力を持っています。彼女の想いの強さが如実に現れている能力と呼べるでしょう。
彼女が登場する段階では既に死亡してしまっているのですが、彼女が生存しており、救いを与えるといったルートがあっても良かったかなぁと思います。それだとその後の展開に齟齬が出たりしますし、少々ご都合主義過ぎる点もありますが、個人的に言えば欲しかったですね。

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これが…

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こうなります

最後は亘。
隊長の姉であり、病院の火災事故から隊長を救う際に死亡してしまったお人です。貴重な姉キャラなだけに、非常に勿体無いですね。彼女は死ぬべくして死んだので生きていて欲しかったとは思わないですが、もう少しお姉ちゃんしている彼女を見たいとは思いましたね。

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見せ場がここだけなのは残念

③CG・演出 ≪70点≫
CGは比較的綺麗で、複数絵師ではあるもののほとんど違和感なくプレイできました。みけおう絵は若干特徴的ではあるものの、こうして見れば結構かわいいですね、やっぱり。

要所に入る演出そのもの自体は悪くないのですが、いかんせん頻度が多い上にクリックで飛ばせない等、今作の冗長さを更に加速させてくれます。せめてエンドクレジットくらいはクリックで飛ばせても良い設計にしておいて欲しかったですね。

また、私の環境依存の可能性もありますが、炎のエフェクトやその他部分的になんですけれども、若干ながら処理が重くなりました。公式を見てもスペックは足りているのでそれ以外の要因だとは思うのですが、かなり気になった部分ですので。
後極々稀ですが、フリーズして応答無しになった時が何回か見受けられましたね。理由は分かりませんけれども、こういったところもテストプレイ不足と言えるのかもしれません。

④システム ≪70点≫
設定部分は最低限の機能はあるものの、若干不足がちでしょうか。使い勝手は結構悪いかと思います。特にシーンジャンプはかなりの罠で、場面及びセンシズ選択画面では止まりますが、未読を全部すっ飛ばしてしまうので、かなり使いずらかったですね。その分スキップがそれなりに早いので、そちらで十分代用は聞きますけれどもね。
後は自動でQSしてくれたりQLが100個くらい使えるのは大変便利と言えるでしょうか。

さて、今作の目玉でもあるセンシズシステムとRAMシステムの感想を。

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まずはセンシズシステムですが、面倒臭さを度外視するのであれば大変面白いシステムだと思います。今作のキーでもあるセンシズを選択肢の代わりとして選ばせることにより、物語と密接にリンクし更に深くまでのめりこむことができました。センシズの重要度によって色が変わるのも大変面白いシステムですね。
とはいってもセンシズ分岐自体は最大4種類程度ですので、見た目ほど反応が変化するわけでもありませんし、ルートクリア後はAnserシステムの開放で回収が結構楽になります。
ただまあやはり面倒臭さが表に出てきてしまうので、もう少し頻度を落とすなりシステム自体を改良するなりしてくれた方が良かったのかもしれませんね。

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続いてRAMシステムという名のただのミニシナリオ一覧です。基本的に悪意に感染した人の過去を追体験し、その原因を取り除いて浄化する、といったものなのですが、これが特に面倒臭かったですね。
やってることは結局センシズですから、イマイチこのシステムの存在理由が分からないですね。加えて頻度が多く、無駄に演出過多で長いだけですので、イマイチと言えるでしょうか。
RAMシステム自体もシナリオと密接に関係していますので、その点を考えれば悪くは無いんですけれどもね。



■まとめ
シナリオの良さをシステムや演出が引っ張っている、といった形と呼べるでしょうか。個人的には無駄なところを極力省き、冗長さを減らせば文句無い出来になるだけに、惜しいといったところでしょうか。
9月発売のPS3版ではそういった部分が見直され、修正されているようなので、また違った評価になってくるのだとは思います。追加シナリオも魅力的ですしね。だからと言ってPS3買ってまでやるかと問われればやらないですけれども。
ですのでこれからプレイする方はPS3版を待つかそれのPC移植版を待つかした方が良いかと思いますね。

とりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。

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