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『倉野くんちのふたご事情』レビュー
タイトル:倉野くんちのふたご事情
ブランド:CUBE
評価:69点
※評価についてはコチラをご参照下さい。
新作までの繋ぎのつもりで、前から気になっていたふたご事情をプレイ致しました。新作までに終わらなかったのは少々誤算ですけれどもね。つい先ほど攻略致しましたので、レビューを書いていこうと思います。
■前置き
色々設定負けしているが、ブヒれるので問題ない
シナリオはキャラゲー相応で、流し読みしていても内容が分かる程度には浅いです。
双子や実姉妹設定、導入部の展開など、比較的面白そうな内容ではありますが、総じて設定負けしているかなと。
双子に関しては3P展開という変則的な派生を持たせることができますので多少意味はあるのですが、実姉妹設定がイマイチでした。
所謂背徳感というものが皆無であり、血の繋がっている相手と付き合っている感じがほとんどしませんでした。
一部では主人公がそういった面での葛藤を見せる場面もあるのですが、総じてそれも弱いかなと。だからと言って義姉妹でいいかと問われれば悩むところではあるのですが。
反面ヒロインやえっちシーンの出来は悪くないですね。みことを除いて私好みのヒロインでとても満足でした。
姉と妹を両方攻略できるというのもお得感がありました。智花以外の共通では3Pから始まり、その後どちらかのヒロインを選択する、というのも比較的珍しい構成で面白かったです。
①シナリオ・テキスト ≪60点≫
アップルパイというカフェを営む倉野家のお話です。双子が3組もいる両親含め8人の大家族でしたが、些細なことから両親が離婚の危機に陥ります。
母親に引き取られることとなった主人公についていこうと5人の姉妹達が猛アピールするお話です。
選択肢で姉双子、智花、妹双子のイベントに分岐し、そこから更にヒロイン一人の個別ルートへと分岐する形です。選択肢は直接名前で表記されている形なので、まず迷うことはありません。
シナリオ面はキャラゲー相応ですので良くも悪くもありません。比較的日常での会話やギャグシーンが面白く飽きはしませんでしたが若干ながら展開が冗長ですので、多少の中だるみはあったかもしれません。
両親の離婚や双子設定等いくらでも面白く出来そうな設定ではありましたが、シナリオ自体がアピールしてくる姉妹達とえっちを繰り返すだけですので、総じて生かせていない印象を抱きました。共通の3P構成に関してはそれなりに双子の良さが出ていたとは思います。
個別の終盤ではどのルートでも多少読ませる内容ではありました。まあイベントを経て両親を仲直りさせる、といった簡単なものではありましたが、ルート毎に結構展開が異なったので、同じようなイベントを見せられている感覚にはなりませんでした。
しかし、みことルートだけ両親は仲直りせずに離婚してしまうという謎の格差社会ではありましたが、イマイチ良く分かりませんでした。まあみことは苦手な部類ですので別にどうでもよかったのですが、どうせなら統一してくれた方が読了感は良かったですかね。
今作にはハーレムルートが実装されていますが、やはり良いものですね。構造上どうしても強引な展開になってしまいますが、こういうぶっ飛んだ構成というのもエロゲの醍醐味だと思います。ただ個人的にハーレムはどうしても使いにくくはあるのですが。
②キャラクタ・声優 ≪79点≫
順位:弥恵ちゃん>智花>絵麻ちゃん>いずみお姉ちゃん>みこと
・倉野いずみ CV:松田理沙 ≪70点≫
倉野家の長女で、おっとり系のおっぱい大きいお姉ちゃんです。泣きボクロがあります。
学園の生徒会長を勤めています。やはり長女という自覚もあるのか、妹達の面倒見はとても良いです。
基本的にはクールな姉や完璧超人の姉の方が好みではあるのですが、こういうおっとり姉というのもとても良いですね。そのえろっちい身体で誘惑とかされたらそりゃもう従うしかありません。
また、おっとりだけではなく姉らしい怖い一面や黒い部分も垣間見れました。弟の恋愛事情には敏感なようです。
両親とのいざこざを、妹達に迷惑をかけまいと一人で抱え込んじゃうシーンは支えてあげたくなりますね。比較的しっかりとした姉が意気消沈しているのって色々と本能がくすぐられます。
生徒会長権限とは一体…
いずみお姉ちゃん大好き
勉強になります
このシーン悪くないです
・倉野みこと CV:榊るな ≪55点≫
倉女家の次女で、スポーツ万能の活発な姉です。大分自己中心的な部分があります。
正直ヒロインの中では最も苦手ですかね。うるさいだけで魅力がほとんどありません。
姉というステータスがつけば何でもいけると思っていた私でしたが、みことを見るとそうでもないんだなと思いました。
落ち込んでいる所や終盤での彼女の活躍等良い部分もありはしたのですが、いかんせん大半がうるさいので何ともアレなヒロインでした。
個人的には姉ではなく幼馴染に近いですかね。家族と接するというより、友人として相手をしている、といった感覚の方が強かったです。
まあ彼女だけ両親離婚という格差を突きつけられているので、それでおあいことしましょうか。
やええまという名言を生み出したのは評価する
でかい
ここはまあ結構えろっちかった
あなたのルートだけ両親離婚してるんですがそれは…
・倉野智花 CV:星咲イリア ≪90点≫
倉女家の三女で、主人公よりも40分だけ早く産まれたお姉ちゃんです。銀髪です。
近作のツンデレポジションですかね。かなり良かったです。
今作の姉ヒロインの中では最も好みなのが彼女ですね。見た目もさることながら、性格や言動がかなりツボに入りました。普段の強気な態度から垣間見えるデレがとても可愛らしく、見ていてニヤニヤしてしまいますね。
必然最も主人公に近い立場にいるおかげか、シナリオも一番綺麗にまとまっていたとは思います。
彼女だけ共通での抱き合わせ3Pが無い代わりに、一箇所だけ眼鏡差分がありますが、普段かけていない子がたまに付けると言うほど悪くはないですね。
結構むっつり
にゃーん
洗濯物畳んでもらいたい
してください
共同作業っていいですね
可愛い
・倉野弥恵 CV:遠野そよぎ ≪95点≫
倉女家の四女で、妹なのに姉妹の中で一番しっかりしている子です。料理が得意だったりします。
やはり兄さんという呼び方は最高ですね。敬語ではないのが残念ではありますが、彼女の性格を考えると逆にしっくりときているのでそこは問題ありませんね。
家族を支えるために早起きして料理を作ったり、厨房に篭ってケーキを作ったりと一番の働き者です。
周りの意見に流されてしまい、収集がつかなくなりあたふたしている彼女を見ているととても可愛らしいです。
お菓子を作りたいという自分の夢を諦めることなく努力する姿は守ってあげたくなります。個人的にはもう少しアップルパイでの出来事を描いて欲しかったかなと。まあこれは他ルートでも言えることなのですが。
とりあえず彼女が作ったお菓子をあーんされながら食べたいです、はい。
こんなん言われたら惚れてまう
ラマーズ法
どうしてこうなった
えっちしたい
家族が全員写ってる一枚絵っていいですね
青春ですね
・倉野絵麻 CV:遥そら ≪85点≫
倉野家の五女で、いつもぬいぐるみを持ち歩いている小さい方の妹です。
結構Sッ気があったり、そのテのことにも敏感だったりするので、見た目とのギャップが素晴らしかったです。
実はプレイ前だとさほど気にかけていなかったのですが、その言動やら性格が中々にハマりました。
主人公に挑発的な目を向ける所や、色々と鋭い面など、いずみお姉ちゃんと結構似ている部分もあり、結構面白かったです。身内以外にはあまり心を開かない彼女が徐々に成長していく過程を描いたシナリオは総じて悪くなかったです。終盤の両親説得のシーンで、彼女の成長具合が見れたのは良かったですね。
魔法使いまでまだ結構ある
イカ臭いでゲソ
えろっちい画像があるやつだよ
なります!
大人びると更に良くなった
③CG・演出 ≪75点≫
立ち絵や一枚絵に関してはとても可愛らしく描かれており、キャラゲーの良さを引き出してくれています。まあ一枚絵の大半がえっちシーンだったのは少々残念ではありますが、そこはもう仕方がないでしょう。
演出面に関してもズームアップや立ち絵の動き等、簡易な動作で面白おかしく表現されており、見ていて飽きませんでした。立ち絵の動きだけで色々と表現する演出は結構好きだったりします。アイキャッチの表情が場面によって変わるのも地味に良かったです。
気になった点としては、暗転時にクリックで飛ばせないのは結構煩わしかったです。アイキャッチやその他演出は飛ばせてしまえるだけに、かえって違和感が残りました。
④システム ≪60点≫
設定できる項目は豊富ですので、自分好みにカスタマイズできます。テキストのUIが少々特殊だなぁとは思いました。これはこれで見やすくて良いとは思います。
選択肢ジャンプはありませんが、スキップ速度も平均的な上、さほど感覚があいているわけでも無いため、特に問題ないかなと。
ただ普通の既読スキップとCtrlでの強制スキップとでは若干挙動が違うのか、後者だとアイキャッチや暗転が飛ばせなかったりと、若干手間な部分もありました。まあえっちシーンくらいにしかCtrlでのスキップは使用しないので、さほど気になりはしませんでしたけどね。
気になった点というか不要な点ですが、QL・QS時のボイスはちょっと邪魔かなと。使いどころはえっちシーンですので、十兵衛の声なんて響いた時には結構萎えたりします。ボイスのせいなのか分かりませんが、若干挙動も遅いですし、そこは簡易な効果音等で済ませるべきだとは思いました。
⑤えっちシーン ≪75点≫
シーン回想枠数
いずみお姉ちゃん 6枠
みこと 6枠
智花 11枠
弥恵ちゃん 6枠
絵麻ちゃん 7枠
複数 15枠
以上となります。複数には共通の3Pとハーレムの合算です。智花だけは共通時でも抱き合わせではないので、必然枠数表示は多くなります。抜きゲに匹敵する数の枠があり、どのシーンもしっかりとした内容で尺も十分ですので、実用性は高いと思います。
朝フェラや顔面騎乗位等、シチュが結構豊富ですね。その反面コスプレは若干少ないかなといった感じです。
近親相姦っぽさはほとんどなく、そちら方面での背徳感は味わえませんが、ロリに突っ込むといったそういった意味での背徳感なら存分に味わえます。
妹組であるロリ特有の身体の描き方がとてもうまいですね。もちろんいずみお姉ちゃんの豊満な身体もえろえろでしたけど。また、ハーレムも完備されていますので、3Pだと足りないという欲張りな方のニーズにも対応しております。
卑語修正に関してですが、文字に関しては修正がありません。また、智花だけは声優さんの都合なのか、ぼかした言い方になっています。
音声は消音消しが施されてはいますが、正直消し方がかなり下手で、違和感バリバリです。性格に "ん" の部分だけ消すのであれば消音消しはほとんど違和感が出ない修正方法なのですが、今作の場合修正が若干前にずれているため、 "おちっちん" "おまっこ" に聞こえます。これはこれで可愛いですけど。ちなみに弥恵ちゃんの "おちんちんさん" という呼称はツボでした。音声修正がまともだったら80点に載ったかもしれませんね。とても惜しいです、はい。
■まとめ
キャラゲーや抜きゲーとして買うのなら問題はありませんが、双子ゲーとしてなら外れかなといった印象です。
姉妹同士顔付きや身体付きが特に似ているわけでもなく、背徳感も別にありませんので、コンセプトからは多少ずれているかもしれません。
初めから好感度MAXっていうのも別に悪くはないのですが、対象が身内なのであれば下地からしっかりと関係を築きあげたかったかなとも思いました。
まあキャラゲーにそういう要素が不要なのは重々承知してはいますけれどもね。
キャラゲーにしては予想以上にボリュームがあり、それなりに楽しめた作品でした。何も考えずにプレイできる作品ですので、ヒロインやえっちシーンに興味を持った方には是非プレイしていただきたい作品と言えるでしょう。
とりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。
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