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『神咒神威神楽 曙之光』レビュー

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タイトル:神咒神威神楽 曙之光(リンクはVita版のものになります)
ブランド:light
評価:82点
※評価についてはコチラをご参照下さい。

神様シリーズの最新作である神咒神威神楽の全年齢版です。
新規シナリオや新規立ち絵・一枚絵等の追加要素が数多くあります。
昨日攻略完了致しましたので、早速ではありますがレビューを書いていこうと思います。
※この記事には本作品及び他作品のネタバレがございますので、ご注意下さい。



■前置き
夜都賀波岐に救いがあって良かった
18禁版だとDies勢、つまり夜都賀波岐は東征軍に全てを託すところで出番が終わってしまったのですが、
今作では追加のアフターシナリオできっちりと救いが描かれていたのでとても気持ち良い読了感に浸れました。
18禁版では夜都賀波岐の扱いにあまり納得がいかなかったのですが、この追加シナリオのおかげで評価は180度変わりましたね。

また、アフターシナリオ以外にも追加シナリオがいくつかあり、そのどれもが読ませる内容でとても面白かったです。特に夜都賀波岐の本来の姿が見れたのはとても嬉しかったですね。

演出面は変わらず力が入っており、臨場感溢れる戦闘シーンで大いに熱くなれました。
また、18禁版だと初回では解除できなかった謎文字音声が最初から解除できるのは大変嬉しかったです。

①シナリオ・テキスト ≪90点≫
※あらすじに関しては公式サイトをご覧下さい。

神様シリーズの最新作でDies iraeの世界の英雄達が、マリィアフターの遠い未来で起きた第六天波旬との決戦において敗北してしまい、座がマリィから波旬へと代わってしまった世界でのお話です。
神様シリーズにおける本来の正史はDies先輩ルートとなりますが、今後神様シリーズを続けるのであれば神咒神威神楽ルートを採用するとのことらしいです。どちらが正史か混同してしまう方が多いので、一応注釈を。

今作では大きく分けて3つのシナリオに分かれています。以下に各シナリオの感想を記載します。


・神咒神威神楽
東征軍の出会いから波旬を倒すまでの1年間を描いたメインシナリオです。
総評としてはやはりどうしても夜都賀波岐に感情移入してしまい、東征軍がただの侵略者にしか見えませんね。まあ刑士朗や龍明等、一部のDiesキャラは特に問題はないのですが、神咒キャラはイライラが先行してしまいます。
まあ物語後半はそれも緩和され、さほど気にはならなくなるのですが、なんとも言えない気分になります。

追加シナリオに関してはどれも大変面白かったですね。
宗次郎と咲耶のギスギスとした関係が修繕された理由や、龍水ちゃんの頑張り物語、そして獣殿ループからのあの三柱VS波旬を描いた絵巻シーンはゾクリと来ましたね。18禁版では描かれなかった細々とした伏線の回収がなされており、楽しませてもらいました。

追加部分以外はほとんど18禁版と同じですかね。まあ龍水ちゃんの死姦騎乗位太極はどう描くのか気になったのですが、簡単な踊りで済ませてしまったのでちょっと物足りないかなと。
ラストの波旬戦も結局変わらず一撃で終わってしまいましたね。ここは加筆あるかなぁとひそかに期待してはいましたが、残念ながらありませんでした。まああそこは一撃で終わらせる以外に描きようがありませんので仕方がないのかもしれませんが。

やはり若干のボリューム不足感は否めませんが、シナリオは止め時が無いくらいに濃厚で、名作と呼べる作品だと思います。

・最後之修羅
エレオノーレこと龍明視点で夜都賀波岐から龍明が脱退するまでを描いたシナリオです。
黄金がいなくなってしまったこの世界でどう生きていくのか、といった葛藤や、夜都賀波岐を脱退した本当の理由が描かれており、伏線がきっちりと回収されております。最後之修羅というタイトルは、龍明にぴったりだと思います。

何よりもこのシナリオでは夜都賀波岐の本来の姿が見れたのが嬉しかったですね。とりあえずマキナには皆驚くんじゃないかなと。

・曙之光
本編から約130年後の現代を舞台としたアフターシナリオです。追加シナリオで一番良かったですかね。
波旬の法の下で死亡した旧世界の英雄達ですが、八百万の働きにより新しい世界へ転生し、平和な生活を送っている、というものです。18禁版だとこのシナリオはありませんでしたので、夜都賀波岐に救いが欲しいとは思いましたが、きっちり描いてくれて大変嬉しかったですね。

そしてまたもや先輩勝利と、彼女はDiesでも神咒でも練炭の隣を掻っ攫っていきました。まあさすがにこの世界でも黄昏や黄金、水銀が転生することはありえませんので、当然の結果と言えるでしょうか。
少々可哀想だなぁと個人的に思ったのがシュライバーでしょうか。確かに神咒では女性面が爾子に転生していたので仕方がないのですが、せめて犬っころではなく人に転生してあげれば良かったのに、と思いました。まあ楽しそうで何よりなのですが。

Dies先輩ルートでも神咒神威神楽ルートでも同じような世界に帰結したのは見事と言えるでしょう。まあ少々Diesから立ち絵や背景を流用しすぎている感は否めませんが、ハッピーエンドで終わってくれて良かったですね。


感想は以上ですかね。やはり神様シリーズは世界観がしっかりと描かれており、大変面白いですね。まあ正田郷が今後神様シリーズの続編を書くことは無いと発言してはいるのですが、是非作って欲しいです。第一天や第二天も描いて欲しいですが、やはりナラカとの最終決戦である第九天を心待ちにしたいところです。

②キャラクタ・声優 ≪75点≫
順位:咲耶>龍水ちゃん>竜胆>紫織

全キャラ総合順位:夜刀>常世>奴奈比売>咲耶>龍水ちゃん>刑士郎>龍明>竜胆>夜行>悪路>母禮>宿儺>大獄>紅葉>覇吐>宗次郎>丁禮>爾子>紫織>冷泉>>>[無量大数の壁]>>>波旬
※点数を付けるのは上の4人のみです。まあ女性より男性の方が映える作品ですので、付けたくなりました。

・久雅竜胆 CV:波奈束風景 ≪70点≫
東征軍の総大将であるお姫さんであり、覇吐の自滅因子だったりします。なので覇吐がいる限り何度でも生き返ります。
加えて覇道の資質を有しており、ロンギヌスを使えたり旧世界の言葉を理解し、口にできたりと、かなりのチートっぷりです。
まあ彼女がロンギヌスを使えることについては納得がいかないのですが、まあシナリオ上必須なので仕方ありませんね。

見た目や性格はどちらかというと好みの部類なのですが、ヒロインとしての魅力に欠けるかなぁと。まあ立ち位置のせいで結構苦手な点が目立ってしまった、としか言い用が無いのですがね。

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照れたところはかわいいです

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着替えシーンはツボった

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18禁版だとハメハメのシーンです

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弓構えてるとカッコいいです

・凶月咲耶 CV:有栖川みや美 ≪90点≫
ヤンデレ成分大量の刑士郎の妹であり、転生前はベイの姉であり母でもあったヘルガ・エーレンブルグその人です。
禍憑きという大分チート入っている運気操作が可能ですが、その代償は計り知れなかったりします。

私にもこんな一途な妹が欲しいですね。というかあれほど誘われてるのに据え膳食わない刑士郎の鋼の精神力に感服致しました。
まあ覚醒しきったベイやヘルガを見たかったと思うのは私だけでしょうか?

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追加シナリオのこのシーンは良かったです

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可愛い

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Diesでもあった名セリフ

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私服姿もダントツでかわいいです

・玖錠紫織 CV:柚木かなめ ≪55点≫

肉弾戦を得意とするモンクタイプのお姉さんです。色々と言動がむかつくので、あんまり好きではないです。
並行世界の自分の可能性を出現させ、多角同時攻撃を得意とします。正直序盤のキャラの中では最もチート性能してると思います。
まあこの並行世界云々ももしかしたら水銀が座に付いた時に多次元宇宙を同時掌握したおかげなのかもしれませんけれども。

彼女以外にも言えることなのですが、夜都賀波岐に対して何も知らないのに無茶苦茶言うのは見ていてイライラしますね。まあ何も知らないが故、当然ではあるのですが、特に彼女はそれが顕著だったので。

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二人の戦闘シーンが彼女の見所ですかね

・御門龍水 CV:美月 ≪85点≫
今作のロリ枠です。龍明の義理の娘やってます。とても努力家ちゃんです。夜行さんこしらえた実は凄い子です。あとまな板です。
18禁版で披露してくれた死姦騎乗位がなくなっていたのは残念ですが、追加イベントが増えたことにより、以前にも増して魅力溢れる良い子になっています。

こういう序盤は力になれずにみんなの足を引っ張ってしまいがちな子が、努力次第で強くなるというのは見ていて応援したくなりますね。とりあえず夜行さんがうらやましいです、はい。

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怒ってもかわいいです

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この一途さ

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騎乗位がただの踊りに

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親子での共同作業

さてここからは他の東征軍キャラの紹介を軽く。

まずは覇吐。通称パシリさん。波旬の奇形脳腫で、実は全ての元凶だったりします。まあ彼が悪いわけでは無いのですが、それが原因でマリィが……と考えるとなんとも言えないですね。
能力は単純に説明すると受けた技を倍返しにする、というものですね。渇望も単純なだけに強く、欠点が見当たらないです。

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この構図良いわー

次は刑士郎。まあ中身はベイですね。吸血鬼に返り咲くことを拒み、人間として生きていくことを決めた、かっこいいお人です。
個人的には司狼との戦闘時に返り咲いてくれてもそれはそれで面白そうなので良かったのですが、結構以外な展開と言えますかね。
まあ求道型の死森の薔薇騎士が見れただけでも満足ですね。

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恋人よ、枯れ落ちろ 死骸を晒せ

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人間としての意地

続いて宗次郎。最強の剣士です。しかしながら少々性格に難ありですかね。まあそんな彼も紫織の前では形無しですが。
戦闘シーン等は大変かっこよく輝いてはいるのですが、紫織と同じく少々鼻につく言動が目立ち、どうしても好きになれないキャラの一人と言えるでしょう。

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屑兄さんとの戦闘は良かったです

次は夜行さん。変態です。水銀とかなり見た目も中身も似てたりしますが、全くの別人です。龍水ちゃんを妻とする、大分危ないロリコン野郎です。
しかし単純な能力であれば東征軍最強の力を有しており、大事な場面で活躍してくれます。
彼が過去の座達と触れあいながら波旬の元へと潜っていくところは本編では一番の見所と言えるでしょう。まあ三柱VS波旬のシーンは憤死しそうなのでもう見たくはないのですけれどもね。

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どう見ても最強臭

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総スカン

次は龍明。中身は大隊長の一人でもあるエレオノーレです。Dies時代からは性格も大変丸くなっており、全然違ったキャラとなっております。それでも黄金の忠は揺るがず、愚直に愛し続けているお人です。そのせいで未だに処女だったり。
追加シナリオの過半数が彼女に関するシナリオで、一気に株が上がりました。素晴らしい母親像の一つと言えるでしょう。

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やはり水銀は嫌われる運命のようです

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このシーン最高ですね

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髪の色が黒に染まるシーンはカッコいいですね

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感動の再会

最後は丁禮と爾子。それぞれシュライバーの男性面と女性面の魂が宿っています。犬っころ扱いされてます。
龍明と同じく物語の中盤で退場を余儀なくされてしまうのですが、その時の相手がベイではなくルサルカという点がとてもよかったですね。まあベイには司狼がおりますし、マリィルートの後の話であれば、ルサルカとの因縁の方が根強いのでしょう。
個人的にはもう少しあの覚醒モードで活躍をして欲しくはありましたかね。

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シュライバーの本来の渇望ですね

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特典でしか見ることの出来なかった人間verの爾子ですね。可愛い

続いて夜都賀波岐もといDiesキャラの紹介を…とも思ったのですが、SS張りつつ軽く感想を述べる程度に留めようかなと。決して面倒臭くなったわけではない

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やはり練炭が主人公

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練炭に首切られたままなのでマキナは首から上がありません

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DiesCS版のラストで司狼の銃弾が獣殿や水銀に効いた伏線がここですね

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町娘ルサルカの可愛さ

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マリィルート後と考えれば二人は因縁がありますね

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この一枚絵は涙が出そうでした

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またもや先輩の一人勝ち

③CG・演出 ≪90点≫
CGは安定のGユウスケですね。和風チックな絵が作風に大変マッチしております。というか彼以外ではこの味を出すのは難しいんじゃないかなと。
演出は過去作からクオリティが更に上がっており、戦闘シーンなどは終始熱くなりっぱなしですね。どのBGMも良く、更に今作の魅力を引き立てています。

夜都賀波岐勢の音声加工も化外らしさが良く表現できており、個人的には良かった点と言えるでしょうか。しかしながらキャラによっては元々小さめの声が加工によって更に聞き取りにくい、という状況に多々陥りました。
まあBGM下げたり何なりすれば良いのですが、それはそれで手間ですので。

④システム ≪75点≫
縦書きという人を選ぶUIではありますが、慣れるとさほど気にはなりませんかね。まあウィンドウ枠が右へ左へと行ったりきたりが多かったので、少々せわしない印象を抱きましたが。

スキップ等は高速を選ぶとかなり早いので、その点は快適にプレイできるかなと。スキップが早いので夜都賀波岐のイベントが一瞬で終わってしまい、一抹の寂しさを感じたりするのですが、まあそれとこれとは別ですので。

謎文字・謎音声の解禁が初回からできるのは大変嬉しいですね。18禁版だとコンプ後しか解禁されなかったので。まあ解読しながらプレイした私としては、それはそれで面白くはあったのですが。

微妙に気になった点としては、セーブやロード、スキップをするのにわざわざメニューを開かないとできない点でしょうか。ショートカットキーが用意されておりますので、そちらを利用すれば問題はないのですが、若干煩わしかったので。
まあ縦読みUIの関係上、そういったボタン系を置くところがなかったのが原因かと思われます。



■まとめ
diesのCS版もそうですが、毎回追加要素が素晴らしいですね。まあ18禁版の時点で放り込んでおけよとは思わなくも無いですが、やはり好きな作品がこうして加筆されて再リリースされるというのは嬉しいものですね。

Dies勢が救われた点は多少ご都合主義であるものの、綺麗な形で終わっているのでこれはこれで私としてはとても好きな終わり方ですね。まあ多少Diesを推し過ぎている感は否めないですが、そもそもFDのようなものですので当然と言えば当然でしょう。

Diesが好きな方や神咒プレイ済みの方にも是非プレイしていただきたい作品ですね。

とりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。

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