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『レミニセンス』レビュー

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タイトル:レミニセンス
ブランド:てぃ~ぐる
評価:71点
※評価についてはコチラをご参照下さい。

てぃ~ぐるから発売された、暁の護衛と世界観を共通するエロゲーですね。
昨日コンプリート致しましたので、レビューを書いていこうと思います・
※この記事にはネタバレがございますので、ご注意下さい。



■前置き
護衛の風呂敷を広げて、畳み切れるのかが心配
まあある程度予想してはいましたが、今作のみではシナリオが完結しておらず、続編前提の作品です。
一応大筋のシナリオは完結してると言えなくもないのですが、護衛の伏線が張るだけ張って全然回収しきれていません。よく言えば続編に期待ができる、悪く言えば無駄に前作の設定を持ち込んだ投げっぱなしともとれるでしょう。個人的にはもう少し纏まった形で終わらせて欲しかったですね。

また、共通と個別の比重が明らかに間違っているかなぁと。共通はこれでもかと言うほどに長く、話も面白かったのですが、個別が何とも言えませんでしたね。1時間ほどで終わるうえに、どのシナリオももう一つと言ったところです。唯一秋ちゃんルートだけは中々に読ませる内容でしたが、それも他と比較したらマシ、という程度でしょうか。共通のボリュームを減らし、もっと個別に割り当てるべきだったと思います。

キャラクタやCGはさすがのトモセ絵ですね。皆可愛らしく、綺麗な立ち絵や一枚絵でした。掛け合いや選択肢でのお遊びなど、護衛と変わらないクオリティで大変楽しめました。まあもう少し一枚絵を増やして欲しかったかなといったところですね。

①シナリオ・テキスト ≪60点≫
※あらすじに関しては公式サイトをご覧下さい。

ひょんなことから特務官になった主人公はその天賦の才を生かし、次々に難題を解決していきます。ある日古ぼけた施設でコールドスリープ状態のキズナを発見してしまったことから、物語の中核へと巻き込まれていくお話です。

今作はシナリオのロックがかかっており、初回は凛もしくは希望しか攻略できません。両者を攻略すると残り3名が攻略可能になる形ですね。

シナリオに関しては概ね前置きに記載した通りの感想でしょうか。共通は先の気になる構成で、盛り上がるシーンや登場人物との掛け合い、ギャグシーン等、大変楽しく読まさせていただきました。
しかし一旦個別に入ってしまうともう終わりなの? といったシナリオばかりで、終末論の禁止区域ルートを彷彿とさせます。せめて秋ちゃんくらいのクオリティをどのルートも有していたのであればまた評価は変わったでしょうが、こればかりは何と言えばいいのか、本当にもったいないなぁと。

また今作は全員クリア後に海斗視点で本編の裏側をなぞる、追加シナリオが開放されます。視点変更というのはそれだけでワクワクしますし、海斗というだけで大変楽しくプレイ出来はしたのですが、露骨な伏線投げっぱなしなのは残念でしたね。
まあ伏線残しのエロゲなどいくらでもありはするのですけれども、感覚的には護衛の世界観を無駄に広げただけ、といった感じですね。
護衛でどのルートを辿っても海斗は過去の朱美先生レイプ時にセムフェリナにかかっている事が確定しているので、死亡又はコールドスリープをする、といった結末しか無い、ということになります。

さて、不満ばっかり書いても仕方が無いので軽い考察を。単純にレミニセンスは護衛のどのルート後の話なのか、ということですね。いくつかそれらしき発言がありますので、まとめていきましょう。

・海斗に麻薬耐性が付いているので舞に拷問を受けたであろう禁止区域ルートは通過している。

・妙の子孫である和葉と血縁関係があるので、妙ルートを通過しているか単純に妙を食ってる。
 ユウキがあのUSBを持っているので、妙ルートを通過した可能性が高い。

・キズナのかーくんという発言に加え、身体能力を考慮すると、朱美先生ルートを通過している。
 しかしユウキと再会した際に起きた頭痛がキズナの前では起きていない。
 またあの身体能力は朱美先生が伝授した可能性もある為、単純なフィーリングかもしれない。

・麗華らしき人物の一枚絵が出ているので、単純な麗華ルートの延長線上。


とりあえず舞に拷問を受けたのは確定でしょう。他に関してはどうともとりようがありますが、現状だと護衛と矛盾発生しまくりなので、終末論までで描かれなかったルート後の展開と言えるでしょうか。既存のルート後の展開と考えるにはかなり無理があるのは確かですね。

こういう風に纏めるとやはり続きが気になってしまいますね。今作だけで纏められなかったのはもう仕方がないとして、次作以降の展開に期待したいのですが、このままだと完全に海斗に主人公を乗っ取られてしまうので、秀隆君にももう少し頑張って欲しいところです。

②キャラクタ・声優 ≪77点≫
順位:(和葉ちん)>秋ちゃん>(恋ちゃん)>(愛佳)>(マリアさん)>アクセラ>(まどか)>キズナ>(静乃さん)>凛>希望>(杉村さん)

・キズナ CV:百瀬ぽこ ≪75点≫
冷凍カプセルの中で長い間眠っていた子で、その実、終末論に出てきた海斗と朱美先生の娘である絆ちゃんその人です。明るく活発で、えっちなことにも興味心身です。性格は終末論時代とさほど変化はありませんね。キズナさんじゅうさんさい

シナリオや個別での展開を見る限り、恐らく5人の中では最もメインとして位置付けられております。故に海斗との関係や地上の秘密がもう少し明らかになるかと思ったのですが、地上への扉を開けたところで終わってしまったのは少々残念でしたね。
彼女の身体能力も結局強盗のところでしか発揮されなかったので、もう少し彼女自身が活躍する構成へと持っていってくれても良かったのかなと思います。海斗との組み手はやって欲しかったですね。
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合法ロリBBA

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謎のタイトルコール

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てへぺろ

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足ります!!

・島津秋 CV:鮎川ひなた ≪90点≫
兄を嫌っている敬語妹だと思っていたら、最凶のヤンデレ妹だったでござるの巻。あっきーかわいい。
共通と個別とのギャップが中々に素晴らしく、彼女の魅力を更に前へ押し出してくれたので、個人的にはかなりツボに入った子です。

5人の中では最もしっかりしている個別と言えるでしょうか。主人公の彼女を思ってこその行動や、過去の中むつまじい二人を見ていると、多少ながらじーんと心にきました。ラストのコールドスリープに関してはある程度予想できてはおりましたが、余りにも展開が読めすぎるのでもう少しひねっても良かったのではないかなとは思いますね。
また、彼女との確執は彼女のルートに入らないと解決しないのもどうなのかなと。まあ共通で解決してしまったらヤンデレ化してしまい、暴走を止められないので仕方がないのかもしれませんけれども。

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無茶苦茶憎まれてるってのも悪くない

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策士現る

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喜びます!!

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ヤンデレ全開

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ロリ秋ちゃんはカラーで欲しかった

・アクセラ CV:彩世ゆう ≪80点≫
おっぱい大きいアンドロイドです。中々に毒舌で、キズナとの相性がぴったりです。
家事全般、戦闘に加え、セックスもできる完璧に近いえろえろなアンドロイドで、私の家にも一つ欲しいです。

個別はまあ予想してたほど盛り上がらなかったですね。共通ではかなり重大な出来事かのように描かれていたのですが、意外とあっさり解決してしまい、もう少し柳沢も粘って欲しかったですかね。静乃さんや杉村さんがアンドロイドだった、というのは結構驚きましたけどね。
終わり方はまあご都合主義丸出しではあるのですが、彼女だけ鬱ENDにするわけにもいかないので、これはこれで良い形だとは思います。
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どうも包茎です

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膝枕されたい

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なります!!

・水野凛 CV:端野愛華 ≪73点≫
皆のアイドル水野凛ちゃんです。おっぱいでかいです。りんりんです。希望に毎回振り回されている少々可哀想な子です。
そういえば公式サンプルCGの口紅の一枚絵なかったんですけどなんでですかね。

共通でも個別でも感じましたが、若干のNTR臭がします。ちんちんぺちぺちは大分アウトだと思います。
そしてその個別ルートも共通での焼き増しかのような同じ展開で正直一番面白くなかったですね。
俺に任せろと言った割にとった手段が警察を呼ぶですし、いやそれで解決するんかいと笑いがこみ上げてきましたね。
もう少し変化のある展開へと持って行って欲しかったですね。

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アイドルなんてこんなもんです

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ずっとみてます!!

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この先のアイドル生活が気になりますね

・希望 CV:森谷実園 ≪70点≫
のぞみと読みます。愛称はきぼうちゃんです。大河内代表の娘ですね。あの強面からどうやったら彼女が生まれるんでしょう。総じて明るい性格をしていますが、見た目も性格もキズナと被ってると思います。

個別はまあ身分の違う恋愛や、略奪愛を描こうとしたのかもしれませんが、正直パッとしなかったですね。
というよりも予想通りの展開過ぎて、盛り上がりも何も無かったです。個人的には高坂が恋ちゃんを好いている設定をばっさりとなくしてしまった方が熱い略奪愛的な展開や、高坂との知恵比べ等を描けたのではないでしょうか。
むしろ大河内代表ルートと言えなくも無いですね。最後の「島津ぅ~」は結構可愛かったです。

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鬼畜外道

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水着可愛い

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髪伸ばした希望が一番可愛い件

・片桐愛佳 CV:萌花ちょこ
・佐々野円 CV:有栖川みや美
・倉屋敷和葉 CV:雪都さお梨
・マリア CV:木村あやか
・本条静乃 CV:よもぎすふれ
・長谷川恋 CV:星咲イリア  ※この6人はキャラクタ・声優の項目に含めません。


続いてはサブキャラの紹介を。今作は攻略したいサブキャラが多すぎますね。FDに期待します。

まずは愛佳。イカイカです。彼女を攻略できなくて裕輔を攻略できるってのも誰得なんでしょうかね。あのホモォENDを作るくらいなら愛佳ルートを作って欲しかったですね。作中唯一まっすぐに主人公に好意を抱いてくれている貴重なキャラなだけに、攻略できなかったのは非常に残念でした。
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続いてまどか。学生時代の恋人のようですが、その設定があるだけで過去に関してはほとんど描かれませんでした。
どうやら磯部君と形だけのお付き合いをしているようですが、それもなんか独占厨意識したんだなぁといった感じですね。磯部君が少なからず可哀想ですね。とは言っても彼の方から先にまどかを捨てちゃったので、まあ結果オーライなのですが。
また、サブではありますがえっちシーンが収録されています。しかし前後の展開も何も無く、唐突にセックスしてるだけの回想なので、ちょーっと物足りないかなぁと。せめて学生時代の回想、と言う形にしておけば、違和感はなくなったでしょう。むしろ学生時代のまどかの方が好きです。
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次は我らが和葉ちん。見た目はロリロリしいですが、性格はかなりどぎつく自分勝手です。しかし作中一番の天才。ちなみに26歳と自分から公言してます。
とりあえず踏まれたいキャラNo1ですね。文句を言いつつも最終的には手伝ってくれたり、基板を壊されてしょぼーんとしている和葉ちんは大変可愛らしかったです。FDで攻略できるようにしてくださいお願いします。
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次はマリアさん。クイーンの妹と思えない程の美人ですが、ドリームタウンの為ならどんな悪事も平然とこなす中々に怖い人ですね。どの顔が本当の彼女なのかが気になりますね。彼女もFDで攻略したいのですが、正直一番難易度高そうです。
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次は静乃さん。カジノのディーラーをしてますが、実はアンドロイドだったりします。見た目も性格も悪くはなかったのですが、結末はどれも悲惨ですね。彼女にも救いが欲しくはありますが、立ち位置上難しいですね。
ちなみに杉村さんも同じような立ち位置ですが、眼鏡なのでどうでもいいです、はい。
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最後は恋ちゃん。海斗の恋人役やってます。でも残念ながらえっちシーンはありません。
見た目はどことなく麗華を想像させますね。性格は多少ながら彩寄りでしょうか。彼女が麗華や彩と何かしらかかわりがあるのか、太順に見た目が似ているだけなのかどうかは今のところ不明ですね。とりあえず続編で明らかとなるでしょうが、ペンダントの中身が地味にキーなんじゃないかなと。
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③CG・演出 ≪80点≫
さすがトモセ絵ですね、CGは大変美しく、それでいてどのキャラも可愛らしく描かれております。目立ったような演出はありませんが、そこをCGの質でカバーしているといった形ですね。

不満点としてはやはり一枚絵が少ないことでしょうか。シナリオ量から考えるとどう見ても一枚絵の数が少なく、物足りませんね。その一枚絵も大半がえっちシーンのものだったりするので、普通の一枚絵って各キャラ数枚ずつくらいなんじゃないでしょうか。

④システム ≪60点≫
設定面に関しては特に問題ないかなぁと。それなりに快適にプレイできます。また、パッチは当てた状態での評価です。

まあ毎度のことなのですが、次の選択肢へスキップを下さい。お世辞にも早いとは言えないスキップ速度なのに大半が共通なので、結構な時間待たされます。

微妙に気になった点としては、設定画面のSYSTEMとSOUNDとでON・OFF状態の切り替えが逆なんじゃないかなと。色が淡い方がONで濃い方がOFFなのですが、SYSTEMだと濃い方をクリックで切り替えができ、SOUNDだと淡い方をクリックで切り替えできる為、どっちがONでどっちがOFFなのかちょっと迷ってしまいました。多分バグだとは思いますけどね。演出だと混乱招くだけで無意味なので。

⑤えっちシーン ≪80点≫
シーン回想枠数
キズナ  4枠
秋ちゃん 4枠
アクセラ 5枠
凛    4枠
希望   4枠
静乃さん 1枠
まどか  1枠

以上となります。アペンドでの追加分を含んでおりますので、本編分のみだともう少し少なくなります。
CGは安定のトモセ絵ですし、中々に尻推しの一枚絵が多く、私としては大変嬉しくはあったのですが、やはり尺が短すぎますね。
特にアペンド分など一瞬で終わってしまいますので、かなり残念でした。CGでの使用がベターだと思います。

抜きゲーまでとは言わないまでも、せっかくトモセを起用しているのですから、シーン回想にもう少し力を入れて欲しいものです。まあこの問題は護衛や恋ではなくでも同じようなことが言えるのですけれども。もっとトモセ絵の魅力を最大限に引き出しても良いと思います。

もしも実用に足るほどの尺であったのならば、点数は90点以上に跳ね上がっただけに、惜しいなぁと。FDで私が枯れ果てるぐらい力を入れてくれても良いんですよ?



■まとめ
シナリオの半端さや個別ルートの出来など、不満は残りますが、共通部分や各キャラ、護衛ネタの部分は大いに楽しませてもらいました。まあ前者に関しては続編やFDでの補完を大いに期待しておきましょう。

また、護衛未プレイの方でも何とかギリギリプレイは出来ると思います。しかしながら細部のネタバレや面白さの半減などはどうしても避けられないので、できれば護衛3作をプレイすることをオススメ致します。
どうやら護衛CS版はシナリオカットが酷いらしいので、PC版のが良いみたいです。参考までに。

とりあえず今回はこの辺りで。ではまた、次回投下時に。

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