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『しろのぴかぴかお星さま』レビュー

shiropika_pack.jpg
タイトル:しろのぴかぴかお星さま
ブランド:Sweet light
評価:72点
※評価についてはコチラをご参照下さい。

ケモ耳に惹かれてついつい購入してしまった作品ですね。
先日コンプ致しましたので、レビューを投下していきたいと思います。



■前置き
ケモ耳可愛い!!!
キャラクタは全員とても可愛かったですね、大変癒されました。
中でもしろとアウロラのケモ耳が群を抜いて可愛かったですね。声優のお二人もはまり役だと思います。
総じてメルヘンでまったりとした雰囲気で、ほんわかほわほわになってしまいました。

残念だった点としてはまあ作品の雰囲気上仕方ないのかもしれませんが、シナリオの起伏が無さ過ぎるので
どうしてもプレイ中に眠気に襲われてしまう事態が多かったですね。
もう少しシナリオのテンポを速めてメリハリをつければ文句なしの作品だったのですが、残念でしたね。

①シナリオ・テキスト ≪55点≫
※あらすじに関しては公式サイトをご確認下さい。

10年前に死んだ犬のしろが、人間の姿になって戻ってくるところからお話が始まります。
おとぎの国との行き来や各キャラクタとの交流を深めていき、最終的には幸せに暮らす、といったお話です。

共通シナリオを経て各個別ルートへと分岐する、オーソドックスな形式となっており、選択肢もそれほど多くないので楽にお目当てのキャラクタルートへと入ることができると思います。

とりあえずシナリオの総評としては平凡で眠い、に限りますね。キャラとの掛け合いなどは中々に面白くて飽きはしなかったのですが、シナリオ自体の起伏がほとんど無いにも関わらず露骨なシナリオの引き延ばしが多くて本当に睡魔との戦いばかりでした。
一応しろとアウロラルートの終盤に関しては中々の見所であり、結構面白くはあったのですがいかんせんそこに至るまでの経過が大変長く、つまらないものでしたので、ようやくか、といった感想くらいしか出ませんでした。

まあ作品がメルヘン中心ののんびりとしたものですので、そういった雰囲気に関しては大変うまく描かれており面白くもありました。ゆえにシナリオの起伏がなくなるのは当然ではあるのですが、それにしては不要なイベントが多数ありますし、もっとコンパクトにできたのではないかなと思います。
せっかくのキャラクタや演出の良さをシナリオ展開の遅さが大いに邪魔をしている作品でしたので、残念で仕方がありませんでしたね。

また攻略順に関してですが、ロックなどはかかっておりませんので誰からプレイしていただいても問題はありません。まあ個人的にはしろをラストにまわすのが一番綺麗な終わり方かな、とは思いますが、誤差範囲ですので。

この作品はのんびりゆっくりとプレイする方には向いてはおりますが、私のように出来るだけ早く展開が動いて欲しいと思っている方にとってはあまり向いていないのかなと思います。

評価をどうするか悩んだのですが、確かにしろとアウロラルート終盤に関しては大変良い出来です。しかしそれ以外の部分が本当につまらないので、55点の低評価とさせていただきました。。

②キャラクタ・声優 ≪80点≫
順位:アウロラ>しろ>愛鈴>姫花

・しろ CV:木村あやか ≪90点≫

10年前は主人公のペットであるわんこでしたが、主人公に会う為に人間の姿で戻ってきました。犬耳が大変可愛らしいですね、わふー。とりあえずずっとナデナデしたくなるキャラでしたね。声優の木村あやかさんの演技も素晴らしかったです。

シナリオの見所としてはやはり終盤でしょうか。奇跡のタイムリミットが来てしまい、転生を余儀なくされたしろに再び会う為に魂の間と呼ばれる場所まで助けに行く主人公は中々にかっこよかったですね。
数多の魂の中からしろを見つけ出したシーンは若干ながら涙腺が震えましたね、良いシーンでした。
個人的には最も綺麗な終わり方をしているルートで、一番良かったですかね。

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序盤のこの一枚絵でノックアウトでした。

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フリスビーで遊んでいるシーンは大変可愛らしいですね。

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すけすけ

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ラストで人間になって戻ってくるこの一枚絵はかなり強いですね。

・橘姫花 CV:浅野ゆず ≪65点≫
主人公の幼なじみにです。ペットに大型犬のベートーベンがいます。総じてキャラのレベルが高かった為メインの中では下位ではありますが、単体で見れば十分に可愛かったですね。

シナリオに関しては最もダメでしたね。唐突に超展開が始まりましたし、蛇姫様が怒った理由も安っぽくてつまらないですし、それに言い負かされる主人公もヘタレ街道まっしぐらでしたので、褒める点がほとんどなかったりします。

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主人公が姫花にふさわしくないという理由で周りを巻き込む荒波を起こすヤンデレ蛇姫様。

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謎の愛の力らしきパワーで荒波を超えました。

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げんこつ一発で更生させる姫花さん。
まあ蛇姫様がかわいらしく描かれていた点に関しては評価できますかね。

まあ他ルートにもこれに近い展開はあったりするのですが、理由に納得がいったり、それに至る経緯もしっかりと描かれておりました。しかしなぜか姫花ルートのみ終盤の作りこみが甘く、大変違和感のあるシナリオとなってしまいました。

・アウロラ CV:青山ゆかり ≪95点≫
我らがゆかり演じる猫ちゃんです。テンプレなツンデレで大変可愛らしいです。全キャラクタ中最も重い過去を持っていたりする、少し可愛そうな子だったりします、

シナリオはしろに次いで良かったと言えるでしょうね。彼女に関わった人間が全員不幸な死を遂げているので主人公とは一緒にいられない、という理由で自ら茨の奥へと閉じ篭ってしまいます。
茨に身体中を傷つけられながらもアウロラの元へと向かう主人公は多少ながらかっこよかったですね。

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全ヒロイン中唯一のレイプ目を披露してくれます。

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逆膝枕は強い。

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白いリボンに変わってからの方が可愛らしいですね。

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いい笑顔だ。

・吾妻愛鈴 CV:有栖川みや美 ≪70点≫
先輩キャラです。こしあんが大好きな子で、何にでもこしあんを塗ろうとする一風かわった子です。基本的にはおっとりとしていて、みんなの頼れる先輩ですね。

シナリオは最も起伏がなく、見所と言えるシーンもほとんどありませんでしたかね。まあ消えてしまうしろを引き止めるシーンや、終盤は多少ながら面白くはあるのですが、いかんせん盛り上がりが足りませんでした。
まあ姫花ルートのような変な構成にならなかっただけマシと言えるでしょうか。

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ここの彼女の慟哭は結構クルものがありましたかね。

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説明乙

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こしあんのピラミッド

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結構貞操観念に疎かったりします。

③CG・演出 ≪85点≫

CGは作品の雰囲気に大変マッチした可愛らしい絵が多くて、心が癒されますね。

加えて演出に関しては、随所に入るムービーや吹き出しなどはキャラクタの魅力を更に引き伸ばしており大変素晴らしかったですね。文章が全て縦書きではありましたが、演出の良さを更に前へと押し出している形でしたので個人的には良かったですね。

ただ残念な点としてはその演出のカットが出来ないので、中盤くらいになってくると逆に煩わしさが表に出てきてしまいましたね。
これが燃えゲーや厨ニ作品であれば演出をじっくり見ることが多い為、カットできなくても問題はないのかもしれませんが、今作の場合まったりさ加減が更にシナリオの遅さを引き立てており、テンポを殺してしまっていたのでマイナスとなってしまいました。

あとはそうですね、BGMに関してですが中々に耳に残るものが多く、中々に良かったですね。特にしろの鳴き声の合いの手が入るBGMが大変可愛らしくて何度もリピートしてしまいますね。

演出のカットさえ出来ていれば90点をつけても良かったのですが、惜しいですが-5点として85点としておきましょう。

④システム ≪75点≫
まあいつも通りのlightのシステムで問題はありませんね。
強いて言えば縦書き・横書きの変更や演出をクリックでカットできるようにする、などの設定は欲しかったでしょうね。まあ前者を実現するのは都合上難しいでしょうが。

⑤えっちシーン ≪65点≫
シーン回想枠数
しろ   3枠
姫花   3枠
アウロラ 3枠
愛鈴   3枠

以上となります。枠数的にも問題はありませんね、通常のキャラゲーとしては十分な数なのではないでしょうか。
卑語に関しても作風的に無いとは思っていたのですが、ごく一部にきちんとありましたので、そこは満足でした。

各回想の尺も十二分にあり、各キャラクタの良さも十分に引き立てておりましたので問題ありませんでした。
まあアナルが無いのは絵や雰囲気上仕方がありませんが、臀部が強いシーンがいくつかありましたのでそこも評価できますね。



■まとめ
キャラや声優・雰囲気は大変優秀ですので、その点に関しては良作と言えるでしょう。まあシナリオがそれらを殺してしまっているので個人的には残念な作品となってしまいましたが、まったりゲーが好きな方には大変オススメできる作品だと思います。

とりあえず見た目や声優に惹かれた方は体験版をプレイしてみることをオススメ致します。

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