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『虚ノ少女』レビュー

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タイトル:虚ノ少女
ブランド:Innocent Grey
評価:81点
※評価についてはコチラをご参照下さい。

殻シリーズ三部作のうちの二作目です。『キョ』ではなく『カラ』と読みます。
昨日コンプ致しましたのでレビューを書かせていただきたいと思います。
また、カルタグラとも大きく繋がっておりますので、プレイする際にはご注意下さい。
※この記事にはえっちな画像及びネタバレがございますのでご注意下さい。



■前置き
安定の救えない展開大好きなイノグレ
やはりこれに尽きるでしょう。この子いいなぁと思ったキャラは大体死亡するので、本当にメンタルが崩れそうになりました。
中にはシナリオ上仕方のないキャラや、救われた子もいるのですけれど、まあ由果さんだけは本当にとばっちりですね。

また次作を大きく期待させるあのtrueENDは言葉が出ません。加えてエンドクレジット後にタイトルへ戻るまでのあの演出は思わず呆然としてしまいましたね。あれは卑怯です。
とりあえず次作をかなり期待しておりますが、リリーススパンを計算に入れるとまた当分先なのが残念です。
また、カルタグラから数えると4作目にあたりますので、いい加減風呂敷を畳まないと収集がつかなくなる可能性もあります。まあそこはきちんと畳んでくれるであろうと信頼しておきましょうか。

①シナリオ・テキスト ≪85点≫
※あらすじに関しては公式サイトをご確認下さい。

世界観はカルタグラ及び殻ノ少女と共通であり、殻ノ少女の完全な続編となります。主人公は変わらず冬子の行方を追っている最中、また別の事件に巻き込まれていく、といったお話です。

詳しいシナリオの内容までいちいち記載するとキリがないので、プレイ済みであることを前提に思ったことを記載していきます。

まずは過去編。第ニ冠と第四冠がそれにあたります。初めは過去編だからすぐに終わるであろうと思っていたのですが、存外に長かったですね。ただ長いだけではなくシナリオに引き込まれるような作りとなっていたのはよかったですね。
始めあの磔にされた砂月を見た時はとりあえずメンタルが大打撃を受けましたね。とは言ってもどう見ても重要ポジションの砂月をこうもあっさり退場させるものなのかとも思ったので、生存の可能性はある程度予想しておりましたが。

まあ過去編に関しての見所はやはり2週目でしょう。理子視点と皐月視点が追加されたことにより、二人の心の内や葛藤、嫉妬などがうまく表現されていたのは大変嬉しかったですね。過去編の面白さが大きく増しました。まあいくつか砂月表記のままであるところもあったのですが、状況的にはどちらであるかは推測が可能です。

一応整理いたしますと、

-最初に理人達と出会った(おんぶした)のは理子
-理人が祭りを一緒にまわろうと誘ったのは皐月
-雷鳥のスケッチを見たのは理子
-理人を祭の後に隠れ屋に行こうと誘ったのは皐月
-健康診断で採血を受け、理人に合言葉を教えたのは理子
-理人とえっちしたのは理子
-実際に理人と祭りをまわり、髪飾りをプレゼントされたのは理子。舞台の上の天子は皐月
-鳥居の前で四肢を切断され、磔にされていたのは皐月理子は逃亡。


となります。明確に表記があるか状況的にそれ以外ありえない箇所のみ抜粋しております。こう見るとどちらが悪いとも言えないですね。皐月が嫉妬するのも当然だと思いますし、理子が理人を欲する気持ちも分かります。
まあ過去編で実際に起こった事件はさほど重要ではなく、理子と皐月の心情を主においているお話ですね。

さて次は現代編へ。大きく分けて花恋が起こした一連の連続殺人事件と、冬子関係のお話がありますね。

まずは前者なのですが、まあトリックや動機自体は稚拙でしたね。今回は血液型の遺伝法則が重要なのですが、あの電報が来た時点で遺伝法則を調べればすぐに違和感に気づいてしまいますし、犯人も比較的簡単に予想ができました。

犯人が予想できるのはまあ良いとして、カルタグラや殻ノ少女の黒幕には黒幕たるカリスマ性みたいなものがあったのですが、花恋にはそれが無く、なんだかコレジャナイ感でプンプンでした。
また主人公が張った罠にもあっさりと引っかかってしまいましたので、もう少し粘って欲しかったかなと思います。歩ちゃんちょっと強すぎませんかね。

まあ髪飾りの部分は全然あの時見ていなかったので驚きましたね。むしろあの時は射精写生に注目してしまい、雪子のつけている髪飾りなどスルーしてしまいますよね?
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次は後者ですが、こちらはよくできていたと思います。特にtrueENDはゾクリときてしまいます。あのシーンを見るためだけにコンプリートする価値はあります。

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この主人公の慟哭はこちらも泣きそうになりましたね。

もちろんtrueENDの終わり方としてはこれ以上に無い鬱ENDなのでしょうが、同時にすごく綺麗な終わり方だとは思いますね。
主観を入れないで客観で判断するのであれば、あの白骨死体が別人である可能性ももちろんあるのでしょうが、状況的・心情的に考えたらやはり……と言ったところでしょう。
個人的には生きていて欲しかったのですが、ここでこういう形であれ、見つけてあげるのが一つの救いなのだろうとも思います。
※某イントロ画面についてはCG・演出の項目で。

正直trueENDの展開を考えれば90点を付けても良いのですが、まだ未完であることも考え、-5点と致しました。

また、総じて難易度が高いと言われているイノグレ作品ですが、今作で詰まった箇所は個人的には1ヶ所でしたね。
あの1/9で唐突に終わってしまうENDです。エンディングリストを見る限り託宣の御子といったEND名のようです。
あそこだけは詰まりましたね。まあある程度予想はできていたので、比較的すぐに突破出来た方ですが。

さてここで、詰まるであろうポイントのヒントを。あくまでヒントなので攻略ではないです。というかネタ重視です。

・1/9でみこみこEND!!
 雪子攻めをしましょう。

・4番目、5番目、6番目のいずれかが埋まらない!!
 だらだらしたり急いだり教えたり教えなかったりしましょう。
 トラップは常に表表示で良いです。

・7番目が埋まらない!!
 余計な探索はしないように。また、小羽の前でひねくれてみましょう。

・9番目が埋まらない!
 もう一度初心に戻りましょう。
 真崎は冒険しても良いです。玲人も己の欲望にはかないませんね。
 だらだらしてないで急ぎましょう。

・10番目及び11番目が埋まらない
 基本的には9番目と同じです。しかし玲人はずっと冬子を思い続けるように。
 杏子は強制的に味見させられますのでノーカウント。


以上です。参考にどうぞ(ぇ

②キャラクタ・声優 ≪87点≫
順位:冬子>紫ちゃん>理子=冬見>未散>雪子>(由果さん)>(千鶴さん)>(杏子)>=(奈々子さん)>(小夜さん)>(歩)>(夜宵)>(小春さん)>(ぐり子)>(夏目さん)>(若女将)>(小羽)>(花恋)
※通常、公式サイトの紹介順に記載するのですが、前作キャラとの兼ね合いもあり、好感度に評価するヒロインを優先して記載します。

・朽木冬子 CV:あじ秋刀魚 ≪97点≫
殻シリーズのメインヒロインであり、物語のキーを握っているキャラクターです。前作は紫ちゃんの方が好みではあったのですが、シナリオ補正で冬子の方が上位に。と言うよりも冬子を下位には置けないですね。

シナリオの方でも記載しましたが、生きていて欲しかったですね、本当に。確かに千鶴さんの言うとおり、あの状態では主人公の子を出産しようがしなかろうがどちらにしてももう長くはなかったのでしょうが(四肢が無いだけに……いや、自分で書いて辛いです)

確かに今作で完結、というのであれば生存という選択肢も取れたのでしょうが、まだ次作があることを考えるとこの結末で悪くはないでしょうね。恐らく次作は冬子の遺した子供がキーになるのではないでしょうか。

余談ですが、最後の選択肢で逆を選ぶと可愛い冬子が見れます。まあこちらも相当な鬱ENDではあるのですが……。
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・時坂紫 CV:かわしまりの ≪95点≫
主人公の妹です。全てにおいてほぼ完璧に近い妹ですね。前作よりも活躍の場が増えます。虫が好きな子です。残念ながら今作でもえっちシーンはありません。

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見どころはやはり身を挺して雪子を説得するシーンでしょうね。健気です。

とあるBADで紫ちゃんが死亡するENDがあるのですが、そこは個人的に最も辛いENDでしたね。詳しくは雪子の項目で説明させていただきたいと思います。

・砂月 CV:野月まひる
・茅原冬見 CV:桧鶴まき ≪90点≫

ここでの砂月は理子を指しますので、以降理子と表記します。また冬見とは同一人物であるため、評価を1つに纏めます。虚ノ少女において雪子が表のメインヒロインであれば、理子は裏のメインヒロイン的な位置付けです。

過去編の理子は大変可愛らしい反面、中々に嫉妬深くて怖い一面がございます。と言ってもそれは皐月にも言えることなのですが。まあそれを差し引いても今作最高レベルのヒロインであるのは揺るがない事実ですね。
よくよく考えたら二人ともそれなりにクズいです。女の嫉妬は怖いです。

現代編では冬見という名前に変わっており、性格もがらりと違います。まあそれは性格矯正による変化ではあるのですが、中々にネタなキャラクターでしたね。所見では全く気づきませんでした。

どちらが好みかと言われたらそれは過去編の理子でしょうが、やはり面影も残ってはいるので、本人だと認識すると可愛く見えます。

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この台詞は思わずにやにやしてしまいましたね。まあ期待していたので当然なのですが。

回想枠の最後の一つは現代編の理人と理子だと思っていたのですが、まさか冬子との妄想えっちだったのは予想できませんでした。まあ冬子を入れないのはやはりまずいのでしょうけれど、個人的にはこちらの方が欲しかったですね。
成長した二人のイチャイチャをもっと見たかったです。

・白崎未散 CV:井村屋ほのか ≪80点≫
いつもキャロルといううさぎのぬいぐるみを持っていますね。左目は義眼です。包帯を巻いている姿はとても愛らしいですね。ロリ担当なのでしょうか?
理人と理子の実の娘ですね。あの小屋でのえっちで身ごもっていました。

何も反応しないと思ったら急に毒を吐いたり、発狂したりと変化が激しい子です。まあそこが可愛いのですが。
理人と一緒に眠っているシーンなどは大変微笑ましかったですね。さすが父と娘といったところでしょうか。

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すけこまし

・茅原雪子 CV:歩サラ ≪75点≫
今作のメインヒロインと言えるでしょう。まさに虚ノ少女ですね。あとやたらと好き嫌いが多くておっぱい大きいです。

やはり印象に残ったのは紫を取り込んだあのBADENDでしょうね。あそこはかなりきついものがありました。

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この髪の毛ジョキジョキはかなり引いてしまいました。紫ちゃんが死亡というだけでもかなり精神的にクルものがあるのに、更にこの仕打ちとなると、主人公が不憫で仕方がありません。
まあ可愛いといえば可愛いのですが、その代償が大きすぎるので、この雪子は好きにはなれませんね。

※ここからは未評価ヒロインの紹介です。

・桐村由果 CV:桜川未央
雛神家の使用人ですね。理人たちよりも年下なのに、何でもできるしっかりとした良い子です。
なぜころしたし。これに尽きます。他の被害者に関しては納得できるできないは置いておいたとして、一応の理由があります。
しかし彼女だけは完全にとばっちりみたいなもので、殺されてしまったときは本当に残念で仕方がありませんでした。
次は若女将辺りが殺されるかなと思っていたので、まさかの由果さんだった時は本当にやめてくれと思いました。
若女将だったら特になんとも思わなかったでしょう、眼鏡ですし。

理人にとってはとても重要な位置にいる子なのですが、主人公にとってはほんの少し会っただけの人としてしか認識されていなかったので、あっさりと流されてしまったのも残念でしたね。

イノグレはこのどうあがいても回避できない展開というものが本当に多いと思いました。まあそこが良いところでもあり、悪いところでもあるのですが。

・朽木千鶴 CV:葉村夏緒
冬子の母親ですね。過去編の千鶴さんはとても可愛いです。あとオナニーと兄が大好きな子ですね。おっぱいでかいです。趣味は写真撮影。
評価はほぼ過去編の千鶴さんのみの点数です。現代編だとまあ微妙な立ち位置な上、大してシナリオにも絡んでこないので。まああの写真は重要なのですが。

前作だとただの冬子の義母という程度のイメージしかなかったのですが、今作では過去編で魅力を発揮してくれます。
兄にオナニーを見られた腹いせに兄の医者生命を奪いにかかる妹です(違

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まあこのおっぱいを見せられたら指くらいなくなっても良いですよね。ぼいんぼいん。

・葉月杏子 CV:柚木かなめ

おなじみ月世界のオーナーさんですね。たまに主人公とアレやコレなことをしているようです。まあこの店は初音ちゃんがいないとやはりちょっと寂しいですね。

今作はちょいと危険な目に遭いますね。まあ命に別状はなかったりするのですが、イノグレはヒロインレベルの人物を普通に殺しにかかってくるので、少しヒヤヒヤしました。
まあ個人的には主人公とくっついて欲しいような、でも冬子のこともあるし欲しくないような、なんか微妙な感じのするキャラですね。
見た目も中身も悪くはない、標準的な感じですので、キャラ単体で見たならばあまりパッとしませんね今作も。

・沢城奈々子 CV:篠原ゆみ

看護婦さんですね。ホクロがえろいです。見た目通り、安定のレイプ要員でした。
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この尻は強かったですね。どうせなら現代編でもレイプシーンが欲しかったですが、ありませんでした。

冬子周りのシナリオで結構重要な立ち位置ですね。まあ色々と巻き込まれた感が強く、過去のことも考えると色々と不幸な子なのでしょうね。まあこの作品だと死んでいないだけマシ方なのですが。

・祠草小夜 CV:小倉結衣

巫女さんです。見た目より案外年を取ってたりします。実はかなり頭おかしいキャラですね。

理花や皐月を好いているあまり、死亡した後に腕や足を切断し、愛でるくらいには変態です。
挙げ句の果てには腕ニーを披露してくれます。股から生えているようにも見えなくないですね。
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初見では中々にツボなキャラでしたが、蓋を開けるとえらく扱いにくいキャラでしたので、この辺に落ち着きました。まあ病んでいようが踏まれたいことは確かですが。

・佐東歩 CV:柚木かなめ
前作と同じくクールなキャラですね。主人公を唯一時坂先生と呼びます。今回はトンファーを装備することにより、戦闘力が上がります。
素晴らしい身体能力で花恋を撃退するのですが、ちょっと強すぎる感じが否めませんね。
一応取って付けたような傷で多少苦戦しました、的な流れがあったのですが、どちらかというとただのエロ回収目的といった感じで、特になんとも思わなかったですね。

・祠草夜宵 CV:御子神猫
夜宵ちゃんは可愛いのですが、いかんせん出てくる時期が遅すぎるのと出番も少ない為、この点数でしょうか。
あの方言に関してはとても可愛いと思います。

・嵩宮めぐり CV:吉川華生 ≪60点≫

ぐり子はまあ序盤から死にそうなキャラだとは思っていました。案の定でしたね。
まあ他のキャラが色々と強すぎるため大して印象に残らなかったですね。お疲れ様でした。

・二見憂 CV:藍川珪
眼鏡です。大分BBAっぽいです。若女将は死亡するのかとも思っていたのですが、まさかの生存者となりましたね。まあその代わりに由果さんが犠牲になったので、はなはだ遺憾ですが。
お風呂での捜査シーンは笑いましたね。ちなみにタオルを数十回タッチすると徐々に台詞が代わり、最後にはぺろんとめくれますが、EDに響く可能性があります。
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・鳥居小羽 CV:杏花>
小羽はかなり重要な立ち位置なのですが、眼鏡なのでどうでも良いです。うざいという印象しかありません。
若女将も眼鏡ですが、風呂シーンで多少見どころがありましたので。

・雛神花恋 CV:椎名カレン
花恋は単純に大嫌いですね。こういうクズに由果さんその他大勢が殺されたのは本当に残念です。どうせ殺すなら眼鏡二人を
シナリオの部分でも触れましたが、特にカリスマ性があるわけでもなく動機もありきたりで、その上大して強くないというなんともパッとしない黒幕でしたね。
まあ変にカリスマ発揮されてもそれはそれで違和感が残りますので、そこは仕方の無いことなのでしょうね。
同じ妹なのであれば紫ちゃんを見習っていただきたいです。千鶴さんは若干クズ入ってるので……。

その他男性キャラについての余談 ※評価には含めません。
主人公についてですが、ボイスがついたのはかなり嬉しかったですね。地味に秋五にもついていたのは驚きでした。
るい智のように、過去作に主人公ボイスパッチなどが出たりしませんかね? 期待しているのですが。

そしてたこ焼き屋の親父ですが、カルタグラからずっとレギュラーしてますね。彼の焼いたたこ焼きは不評のようですが、個人的には食べてみたいです。

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すかいつりぃ焼き

今作二人目の主人公が雛神理人改め真崎智之ですが、過去編とはガラリと性格が変わっていたため、初見だと全然気づかなかったですね。
あれ? という部分はいくつかありましたが、確証が持てませんでした。
ただ妙に抜けている部分や莫迦な部分は相変わらずなので、主人公としては良い方だとは思いますね。

イノグレ歴代主人公(クロウカシス以外)の個人的な好みの順位は

時坂玲人>真崎智之>高城秋五>玖藤奏介

ですね。くだらねぇさんは名前を忘れていました。
まあ全員ヘタレと言えばヘタレなのですが、人間味のあるヘタレさなので、何故か許してしまいますね。

そしてまあ、こいつのことは書きたくもないのですが、八木沼について。
いい加減三作も四作もひっぱるようなキャラではないので、そろそろご退場願いたいですね。
多少過去作より丸くなった部分はありますが、やはりどうしても生理的に苦手なキャラです。

ただまあ主人公が八木沼を煽るシーンなどは見ていてスカッとするので、煽られ専用キャラとしてならまあいてもいいです。
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とりあえずお年玉寄越せ。

③CG・演出 ≪90点≫

CGはさすがといったところですね、綺麗で美しいです。グロよりも綺麗さの方が目立ちますので、苦手な方にもオススメできるのではないでしょうか。
音楽も殻ノ少女と同じく、耳に残る良いBGMが多かったですね。サントラが欲しいです。

また、2週目に入る際にタイトルやOPが変化していた点なども評価になります。1週目は祟りや事件の謎、2週目は理子や皐月中心のお話と、プレイヤーの認識度を上手く反映させているのは素晴らしかったです。

そしてなにより素晴らしいのが、trueENDクリア後のあのイントロ画面とタイトル画面ですね。finの文字が出てこれで終わりだなと思ったところで意表をつかれてしまい、
固まってしまいました。やはりこの物語は冬子の物語なのですね。この演出があったが為に点数が+5点程上がりましたね。
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画像で見ると味気ないかもしれませんが、実際見ると本当に涙が出てきます。これは起動する度にやられてしまいますね。
タイトル画面が変化する作品というのは往々にしてありますが、イントロ部分まで変化する作品というのは珍しいのではないでしょうか。

④システム ≪65点≫

総じて文句の付けどころがほとんど無い作品なのですが、残念ながらシステムで大きく損をしています。
2週目をプレイするに辺り、大量のスキップが必要であるのに次の選択肢へジャンプが存在しません。その為、延々とスキップ地獄を見るハメになりました。
スキップもかなり遅い部類で、これでパッチが当たって改善されているのかというほどに遅いです。普通に2時間程スキップで時間を取られてしまいますね。

後気になった点としては、えっちシーンの男性ボイスを切れるようにして欲しいですね。意図的に男性ボイスを減らしている文章なのは分かりますが、
やはりボイスが入ってしまうと色々と萎えてしまいます。

逆によくなった点としては、捜査パートでの調べ忘れがなくなった点ですね。
前作は調べる順序を間違えるとまだ全て調べきっていないのに捜査パートが終了してしまいました。
しかし今作からはそれが防止され、まだ調べていない重要な箇所が残っている場合、捜査の終了ができなくなりました。
これにより証拠の見逃しによる詰みを防げますので、大変便利になったとは思います。

⑤えっちシーン ≪80点≫
シーン回想枠数
千鶴さん 1枠
砂月   1枠
奈々子  1枠
杏子   1枠
ぐり子  1枠
雪子   1枠
歩    1枠
冬子   1枠

以上となります。主要人物のえっちシーンは描かれているので、基本的には問題ありません。
イチオシはやはり奈々子さんのレイプシーンでしょう。上記の画像を見てもらえば分かる通り、最強に近い尻です。
冬子のえっちシーンはまあ単純にあって嬉しかったですね。その後の展開を考えれば素直に喜べはしないのですが。

まあ卑語が無いのは時代的に仕方が無いとして、尺が少々短めなのはやはり物足りませんね。差分もあまりありません。せっかく素晴らしいCGなのに、もったいないです。



■まとめ
総じて高水準なシナリオゲーだと思います。システムだけは本当に残念なのですが、それ以外に関してはほとんど文句がありませんね。前作と今作どちらが好みかといわれたら難しいのですが、ミステリー部分に関しては殻、シナリオに関しては虚といったところでしょう。冬子周りのイベントに絞るのであれば個人的にシナリオはカルタグラを超えていますね。

ちなみに当ブログにおいて総合評価が80点以上になるのはとても珍しいです。大きく下がることも無ければ大きく上がることもありませんね。
殻ノ少女好きの方や、イノグレ好きの方には文句無しの出来だと思いますので、是非プレイしていただければと思います。

余談ですが、パッケージの肌触りはさすがイノグレですね。ずっとナデナデできます。

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